A Day in Our Life #27 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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ゴーストライターは一切使っておらず、駄文書きですが読んで見てください!
坂道シリーズファンの方の訪問お待ちしてます!

 9回表、先頭バッターは7番ファーストヒロトで2ボール2ストライクと追い込まれていた。

ヒロト  「(なんとか塁に出て繋がないと・・)」

ヒロトはバットを短く持った。

相手投手は第5球目のカーブを投げてきた。

 ヒロトはその球を見逃さずバットで打ち返し、センター前ヒットになった。

ナナミ  「ヒロトくん、ナイス♪」


すると山口先生が動いた。

山口  「タイム!」

「何だ?」

山口  「ランナーを中島から小山に交代!」


カズヤはヘルメットを被って一塁に向かう。


リナ  「カズヤくん!頑張れー!ファイト!」


「ヒロト、お疲れ!」

ヒロト  「おう!お疲れさん」

ヒロトをハイタッチで出迎えるリュウ。


ウグイス嬢  「8番セカンド北山くん。」


タクヤはネクストバッターズサークルからバッターボックスに向かう途中でふとベンチを見た。

そこには目をつぶりながら手を組み祈っているマイマイがいた。

タクヤ  「あれ?」

タクヤはバッターボックスの前で素振りをしてもう一度ベンチを見るとマイマイが一瞬、聖母の格好をしながら祈っているように見えた。

タクヤ  「チームのためにも、そして深川さんのためにも打つ!」

審判  「プレイ!」

相手投手は第1球目を投じた瞬間、カズヤが走り出した。球種はストレートでストライクゾーンから外れボール。

その間にカズヤは盗塁に成功した。


リナ  「いやったー!!!盗塁成功!!」


ショウ  「よし、カズヤが盗塁に成功した!」

ヒロト  「得点圏にランナーを進めたぞ!」

「タクヤ、落ち着いて行けよ!!!」

第2球目はスライダーでタクヤのバットは空を切ってしまった・・・・

審判  「ストライーク!!!」

「ああ~!!!!」

ヒロト  「肩に力が入りすぎてる・・・・・」

ショウ  「タクヤはホームランを打とうと意識しすぎてるんだ!」


第3球目はカーブでタクヤはバットに当てたがファウルゾーンに入っていった。

審判  「ファウル!」

ミサ  「追い込まれちゃった・・・・・」

するとリュウはタクヤに向けてこう叫んだ。

「タクヤ!!タイムをとってバッターボックスから一度出て、頭の中で波一つない海を思い浮かべろ!!!」

タクヤ  「わかった!すいません!タイム!」

タクヤはバッターボックスから出て、目をつぶり頭の中で波ひとつない海を思い浮かべた。するとタクヤは落ち着きを取り戻し、再びバッターボックスに入った。

ヒロト  「なんとか落ち着きを取り戻したようだな。」

その後タクヤはファウルで粘った。


山口  「これで7球目か・・・・・」


その時!マイマイがタクヤに向けて叫んだ!!

まいまい  「北山くん!!!打ってーーー!!!!!」

まいまいの叫びを聞いたタクヤの目付きが変わった。


「深川さんが叫んだ・・・・・」

ヒロト  「見ろ!タクヤの目付きが変わった!」


相手投手は第8球目のストレートを投げた。


タクヤ  「うおおおーーーー!!!!!!」


タクヤが思いっきりバットを振った次の瞬間・・・・・・・・・!!


乾いた打球音がグラウンドにこだました!


打球はレフト方向に伸びていき、レフトは全速力で打球を追いかけた。


「頼む!入ってくれ!」

ヒロト  「行っけーーーー!!!!」

ショウ  「届けーーー!!!!」

マイマイ  (お願い!入って!)


レフトはフェンス前に立ち止まりボールを見上げた。


トン!


ボールはレフトスタンドに落下し、2ランホームランとなった!!!!!


山口   「は・・・・・は・・・・入ったーーー!!」

「よっしゃーーーーー!!!!」

ヒロト  「タクヤ、すげーぞ!!!!」

ショウ  「やったな!!!」


「タクヤくん、すごい!!」

ナナミ  「まいまいとの約束を守ったね!」

サユリ  「おめでとう!!!!」


ダイヤモンドを一周してベンチに帰ってきたタクヤを出迎えるリュウ達。

「タクヤ、この野郎♪」

タクヤの肩を思いっきり叩くリュウ。

タクヤ  「痛いよ!何すんだよ!」

ヒロト  「おいしいとこ持っていきやがって!この!」

ショウ  「本当におめでとう!!」

カズヤ  「ずりーぞ!」

タツヤ  「俺にも幸せをわけてくれ!!!」

タクヤの頭をヘルメットの上から手で叩いて祝福をするヒロト、ショウ、カズヤ、タツヤ。

タクヤ  「だから痛いから!!本当やめろよ!でもありがとう!!」


その後9回裏、ショウが敬愛打線を気力で抑え、3ー2で市川総合高校の勝利となった。

チーム同士の挨拶を終えて、観客に挨拶をするために観客席前に集合する野球部一同

坂本  「気をつけ礼!ありがとうございました!」

全員  「ありがとうございました!!!!」

パチパチパチパチパチパチ!!!!

観客全員から拍手を送られた。


試合終了後、グラウンド整備を行った後、先生の話を聞き終わり解散となりリュウ達は先に帰った。


タクヤとまいまいは球場の観客席に座っていた。

まいまい  「北山くんのホームランかっこよかったよ♪」

タクヤ  「ありがとう・・・・・////あっそうだ!」

タクヤは鞄の中からボールを取り出した。

タクヤ  「はい!俺が打ったホームランボール。深川さんにあげるよ。」

まいまい  「ありがとう!大切にするね♪」

タクヤはまいまいと向き合った。

タクヤ  「深川さん・・・・・」

まいまい  「はい・・・・・」

タクヤ  「深川さん・・・・・」

まいまい  「はい・・・・・」

タクヤ  「深川さん・・・・・!!」

まいまい  「はい・・・・・!!」

タクヤ  「俺は深川さんのことが大好きだーーーーー!!!!!」

タクヤは大きな声でマイマイへの思いを告白した。

まいまい  「私も北山くんのことが好きーーーーー!!!!」

まいまいは心底嬉しそうに笑いながら返した。

タクヤ  「深川さん、俺と付き合ってください!」

まいまい  「はい!私でよければ!」

二人は観客席で誓いのキスをした。


まいまい  「ねえ北山くん、これからは私のことをマイって読んでね♪」

タクヤ  「わかったよ!マイ。俺はタクヤでいいから」

まいまい  「じゃあタクヤくんって呼ぶね♪」

タクヤ  「それじゃあ帰ろうかマイ。」

まいまい  「うん!」


二人は手を繋ぎながら帰っていった。




つづく





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