翌朝8時15分
野球部の朝練が終わり、ユニフォームから制服に着替えている時、リュウが妙にウキウキしていた。
練習をしているときも普段よりもすごいスピードのスイングでボールを打っていた。
ちなみに朝練のメニューは毎回トスバッティングとキャッチボールだけである。
ショウ 「リュウいつもと違うよな・・・・」
ヒロト 「朝練行く時にリュウに「おはよう!」って言いながら俺の肩を叩いてきたんだ。普段なら絶対やらないのに・・・・」
ショウ 「ナナミちゃんにもやってたね。」
リュウはショウ達よりも早く制服に着替えて部室を後にした。
ショウ 「早く着替えて後をつけよう!」
ヒロト 「そうだな!」
ショウ達はリュウを追いかけるため急いで服を着替えて部室を後にした。
女子更衣室でジャージから制服に着替えたナナミも合流し、尾行する。
「~♪~♪~♪」
ショウ 「リュウ、鼻唄歌ってる・・・・」
ヒロト 「スキップもしてるし・・・・」
ナナミ 「よほど嬉しいことがあったんだ。」
しばらく、リュウを尾行していると校門の前で止まった。
ショウ 「誰を待ってるんだろう?」
ヒロト 「まさかマイちゃんか?」
ナナミ 「でも何でしーちゃんを待っているのにテンションが高いの?」
ショウ 「まさかリュウはマイちゃんと付き合い始めたんじゃないのか?」
ヒロト・ナナミ 「あっ・・・・・・・・・!」
「リュウくーーーーーーん❤」
マイがリュウの名前を叫びながら走って現れた。
「マイちゃん、おはよう!」
「おはよ!リュウくん❤」
互いに向き合い挨拶を終えた後、二人は手を繋ぎながら歩き始めた。
ヒロト 「やっぱりあの二人付き合い始めたんだ!」
ナナミ 「まさか昨日デートに行ったんだ。」
すると、遅れてサユリがやってきた。
ショウ 「あっ!サユリちゃんおはよう。」
サユリ 「ハアハア・・・ショウちゃんおはよう。」
ナナミ 「まっつん、息が荒いよ。」
サユリ 「だってまいやんが、リュウくんを見つけたとたんに走り出したから追いかけたの!」
ショウ 「そうなんだ・・・・」
そうこう話をしているうちにリュウとマイは歩いていった。
ヒロト 「あのさ二人とも!」
呼ばれたため立ち止まるリュウとマイ。
「なんだよ!」
全員でリュウとマイの近くに行く。
ショウ 「あのさ、二人付き合ってんの?」
「「うん❤」」
ヒロト 「いつから付き合い始めたんだ?」
「昨日から。」
「デートの帰りにリュウくんが告白してくれて付き合い始めたの/////」
ナナミ 「しーちゃん、リュウくんおめでとう!」
「「ありがとう。」」
サユリ 「二人の声が揃った!!!」
「マイちゃん、一緒に教室行こっか!」
「うん❤」
再び手を繋ぎながら歩き始めた二人。
ショウ 「リュウとマイちゃんが結ばれてよかったね。」
サユリ 「うん。まいやんとリュウくんはお似合いのカップルだね!」
ヒロト 「にしてもさあ・・・・あの二人ラブラブ過ぎだろ!付き合う前もラブラブだったけど付き合い始めたらもっとラブラブになったな・・・・」
ナナミ 「見て!しーちゃんとリュウくんの周りにラブラブのハートが飛んでいるよ!」
「マイちゃん、昨日のディズニーランドデート楽しかったね。」
「いっぱいアトラクションに乗れたし、何よりもリュウくんと一緒だからもっと楽しかった❤」
「俺もだよ♪」
「「フフフ・・・・・・・/////」」
ラブラブモードで校舎に向かう二人。
ショウ 「あの二人、本当にバカップルだな・・・・・。」
サユリ 「うん(苦笑い)」
つづく
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