ルームメートを殺害した容疑で

 

収監されている娘アリソンに会いに

 

父ビルは留学先のフランスマルセイユを訪れる。

 

刑務所で弁護士に渡して欲しいと

 

アリソンから渡された紙切れには

 

フランス語で書かれたメッセージがあった。

 

しかし弁護士は協力できないとビルを遇らう。

 

ビルは偶然ホテルで知り合った

 

隣部屋のヴィルジニーに手紙の内容を訳してもらう。

 

真犯人はアキームという男だと記されていた。

 

単独でアキームが探しはじめるビルだったが

 

地元住民はビルを拒絶し難航する。

 

 

 

発掘作業員だったマット・デイモン演じるビルは

 

失業し酒と麻薬に溺れた挙げ句に刑務所で過ごし

 

妻が亡くなるという訳ありの父親。

 

最初は仲の良い親子関係かと思いきや

 

娘は父親を信用していないという内情がある。

 

全く場違いなマルセイユでビルが出会った

 

シングルマザーで舞台女優の

 

カミーユ・コッタン演じるヴィルジニーに協力してもらい

 

娘の冤罪を晴らそうとする物語なのだが、

 

結末はなんとも言えない感情が残ってしまう。

 

最後まで娘に裏切られたような

 

釈然としない父親の感情が辛い。

 

50代になったデイモンが

 

オーシャンズ」「ボーン」シリーズや

 

エリジウム」「インターステラー」「オデッセイ」などには

 

なかった親父を演じるという感じが不思議な感じがする。

 

おそらく初めて見たカミーユ・コッタン

 

いい感じのシングルマザーを演じているのだが、

 

その娘役のリル・シュヴォが非常に可愛らしいのが印象的。

 

ビルの娘役であるアリソンを演じた

 

ビゲイル・ブレスリンは裏のある娘感が

 

非常に合っていてグッドです!!

 

非常にいい作品ではあるのですが

 

解放されたアキームが訴え出なかったのは

 

疑問というか納得いかないところはある。

 

スポットライト 世紀のスクープ」の

 

トム・マッカーシー監督作品であるというのは

 

なるほど!と思う。

 

 

☆☆☆☆