天才科学者、桐生浩介と妻の望は

 

医療人工知能 (AI)の研究をしていた。

 

しかし望が癌で亡くなってしまう。

 

それから3年後、

 

医療人工知能 (AI)は法案化され

 

国民の健康管理をはじめとした

 

個人情報を管理するようになる。

 

それから10年後、

 

「のぞみ」と称する医療人工知能 (AI)が全国民に浸透し

 

開発者の桐生に栄誉賞を与えることになる。

 

一方、

 

「国家保安法案」のを推し進めようとする

 

岸副総理だったが、

 

田中総理はそれを拒否していた。

 

 

シンガポールから一時帰国した桐生は

 

研究を引き継ぎAIを管理する

 

望の弟で義弟の悟の施設

 

HOPE社を訪れる。

 

家族写真を落とした娘の心を残し

 

先に官邸に向かう途中、

 

AIの「のぞみ」が暴走を始める。

 

警察は桐生をテロリストとして追跡。

 

その一方で娘の心はAIの核に閉じ込められ

 

発動した冷却システムによって命の危機が迫っていた。

 

 

 

 

暴走したAIによって国民が殺害されるという

 

恐怖を描いた作品。

 

ペースメーカを入れていた人が

 

次々と亡くなり、

 

そして命の選別を始めようとしていた。

 

桐生は「のぞみ」のプログラムを入れ替えようと

 

元データの一部が残る仙台へ向かう。

 

が、娘のタイムリミットが迫る中、

 

なぜか仙台行きのフェリーに乗り込む謎。

 

時間かかるでしょ。

 

所々で小型のドローンが追跡するのだが、

 

これまたなぜか途中でいなくなる謎。

 

閉じ込められた娘が

 

全く寒がらないのも謎。

 

もっとも謎なのが、

 

明かされた真犯人が証拠がないと豪語した後、

 

なぜか自分で自白してしまう謎。

 

なんじゃこりゃ?・・・と思ってしまう。

 

そしてハッピーエンド的に

 

妻の墓参りをするのだが、

 

義弟の死を報告するのに

 

そんなに笑顔でいいのかと・・・。

 

そして国家が働いた大罪。

 

国家転覆罪どころか、

 

大量殺人はかなりやばい。

 

検索すると

 

1998年の心臓ペースメーカの

 

販売台数は30,950台らしい。

 

一年でこれだけ販売されているとなる

 

累計で装着している人が何人いるのか考えると

 

一体何人が亡くなったのか・・・。

 

恐ろしい。

 

法律も成立されていないのに警察AI「百目」の予算は

 

どこから捻出されたのかも謎。

 

ん?と思った人は多いと思うが、この話、

 

安倍政権下で強行採決された安全保障関連法案と

 

非常に似ている。

 

そして本作で「国家保安法案」なる法案を

 

推し進めようとするのが岸副大臣。

 

岸といえば安倍元総理の爺さん岸信介

 

明らかに狙った名前だろう。

 

入江悠監督は反政府派だろうか?

 

豪華キャストでストーリーも悪くないのだが、

 

「ん?」と思うところが多過ぎる。

 

勿体無いとしか言いようがない。

 

芦名星を見てウルっと来た。😢

 

 

☆☆☆