密閉された極低温ポッドで目覚めた女性。
自分が何者かなぜここにいるのか記憶がない。
そんな彼女に声をかけてきたのがAIのミロ。
ミロは酸素が少ないことを知らせてきた。
ここから脱出すべく
ミロのAIを活用しながら
自分の名前や過去、
なぜ極低温ポッドにいるのか
そしてここから脱出できるのかを模索する。
[※オチ掲載!閲覧注意!]
設定は完全に「[リミット]」と同じ。
棺桶ほどの密閉空間に
記憶がないまま閉じ込められている。
絵的にはずっと密閉空間が殆どだが、
回想場面が結構ある。
「[リミット]」では極僅かなアイテムが
転がっていたが、
本作のアイテムはAI。
そして至る箇所に注射針が刺されている状態。
かなり医療と金がかけられた空間。
それだけでこの場所が地球ではないのでは?
という想像が付き、
計画的に行われていることがわかる。
決して面白くない訳ではないが、
明らかになっていく事実に
衝撃さが薄い。
そしてその先にあるミッションも
いまいちインパクトが薄い。
そして終わり方も。
解決しない方が良かった作品。
そういう気がするが、
感染症で崩壊する地球上から
知識人のクローンを
人類維持のために他の星に届けるという
内容からラストのショットは必要だったのだろうが
これは成功して欲しくなかったかなぁと。
聞き慣れないせいなのか
やたらとフランス語が気になる。
「TAXi」見ても気にならなかったものが
この手のSFになると馴染めないのはなぜだろう?
しかしまぁ
あの足元に大量のネズミがいるシーンは
仕事とは言え嫌だわ。
☆☆☆