保安官代理リック・グライムズは

 

職務中に撃たれ昏睡状態に落ちいる。

 

目覚めたリックは静かな病院に違和感を覚え

 

立ち上がる。

 

人気のない病院を出ると外には無数の遺体が。

 

荒れ果てた街を彷徨い

 

自宅に戻るが

 

妻ローリと息子カールの姿は消えていた。

 

見知らぬ黒人親子のモーガンと出会い

 

アトランタが避難先になっていることを知る。

 

アトランタに向かった先で

 

変わり果てた人(ウォーカー)に囲まれてしまう。

 

そこに現れたのは

 

グレンという韓国人青年だった。

 

彼の仲間と合流するが、

 

メルルという男の暴走にやむなく手錠をかけるが

 

その直後ウォーカーに襲われ

 

彼を放置したままその場から逃れる。

 

そして都心から離れた場所で仲間と合流。

 

そこにローリとカール、

 

そして同僚保安官のシェーンが逃げ延びていた。

 

しかしメルルを放置したことを知った弟ダリルが怒り

 

再びアトランタへメルル救出へと向かうが

 

そこにメルルの姿はなかった。

 

そんな中、キャンプでは

 

ウォーカーの襲撃を受けていた。

 

 

 

 

まだ進行中の物語と知らず見始め、

 

現状シーズン10まであると知り愕然。

 

一体見終わるのに何時間かかるのかと・・・。

 

ようやく見終えたと思ったのだが、

 

wikipediaでいるとシーズン10の途中で終わっている謎?

 

なぜ途中???

 

 

とりあえずここまで頑張って見たのだが、

 

こりゃオモロい。

 

ゾンビ映画と思いきや

 

ヒューマンドラマじゃないかという展開。

 

ここ数年見たゾンビ作品で

 

ゾンビとの戦いというより

 

ゾンビから逃げる作品が多いのは

 

これが影響しているのかという印象。

 

どれもイマイチだったけど・・・。

 

で、この「ウォーキング・デッド」だが、

 

正直タイトルは知っていたものの

 

あまり期待していなかった。

 

ゾンビ作品でそこまで

 

面白いと思ったことはないからだ。

 

基本中身が薄くダラダラ血が流れ

 

意味不明な恐怖を与えるパターンが多い。

 

が、この作品はもちろん血は流れるが

 

重点は希望の見えない人たちが

 

何と戦い何を目指すのかという視点が

 

これまでのゾンビ作品とは全く異なる。

 

本当に怖いのは人間だったという部分と

 

助け合って生き抜くという人間性と

 

正解が見えないまま争う不条理さが

 

混在する何とも奥の深い作品だった。

 

シーズン10までの大きな流れとしては

 

①「農場の変」リックvsシェーンvsウォーカー

 

②「刑務所の変」リックvs総督ガバナー

 

③「放浪の変」それぞれの戦い

 

④「アレクサンドリアの変」リックvs救世主ニーガン

 

⑤「共同体の変」共同体vs囁く者

 

という流れ。

 

次々と仲間を失っていくのだが、

 

大きな流れとしては

 

ニーガンとの戦いでかつてない

 

大きな衝撃が待ち受けている。

 

そして唐突に主人公ニックが消え、

 

さらに唐突にマギーも消えてしまう。

 

どうやら個人的なスケジュールや私生活による

 

離脱らしい。

 

確かに2010年から続いている訳だし

 

仕方なくそういうストーリーにならざる得ないのだろう。

 

そのせいかvsニーガン以降は

 

若干グダグダ感は歪めない。

 

時間経過が前後しまくりで

 

なぜそこにこの人物が!?みたいな

 

違和感を感じる場面が多くなる。

 

そして場所的距離感が曖昧になり

 

徐々に違和感を感じる場面が増え始める。

 

何年もその場に住んでいながら

 

なかなか土地勘がない設定にも

 

イライラしてくることも多々ある。

 

加えてシーズンが進むにつれて

 

個々に無謀で意味不明な行動が増え始め

 

わざわざ囚われに行くような場面も増え始める。

 

学習しないというか何というか。

 

そしていつまで経っても

 

防御耐性が整わない謎。

 

資源が減り資材が減っていくということなんだろうが

 

銃がなくなり

 

原始的な武器が支流になるなか

 

対ウォーカー対策も

 

対襲撃者対策もないまま

 

その場その場のしのぎ方に

 

ボーッと生きてんじゃねーよ!と叫びたい。

 

役者さんの成長記録を撮り続ける

 

アメリカ版「北の国から」的な作品だが

 

果たして一体いつまでつづく物語なのか。

 

とりあえず面白いことは間違いない。

 

 

☆☆☆☆