ボストンにあるチェロ専門の

バチョフアカデミーで

将来を有望されていたシャーロットは

突然倒れた母の介護の為にアカデミーを辞め

チェリストとしての夢を諦めることに。

母が亡くなり、

数十年ぶりにアカデミーの学長に会う為

上海を訪れる。

そこでシャーロットの後に入学し

チェリストとして活躍する

リジーと出会う事になる。

リジーと意気投合したシャーロットは

リジーが計画していた旅に同行する事になる。

しかしバスに乗ってから

二日酔いで体調の悪いリジーの体調が悪化し

バスから下ろされてしまう。

そんなリジーの腕から虫が這い出てくる。

シャーロットは腕を切るしかないと

包丁を渡すと躊躇なくリジーは

腕を切り落としてしまう。



久々に見た悪趣味な作品。

中身をもう少し紐解くと

成功しているリジーに嫉妬し

わざわざ上海まで出向き

意気投合したと見せかけて

体調の悪いリジーの腕を切り落とす!

復讐成功!!

と思いきや

アカデミーで起きていた洗脳による虐待を

止める為には演奏をできなくする事。

と言う理由で腕を切り落とすだと。

その設定に若干の違和感を感じてしまう。

ラストまで見終えてみると

リジー腕を切り落とさなくても

何とか出来たんじゃないのと思った次第。

ウジャウジャ出てくる虫の類の

計画というか妄想もシャーロットの

心理状態を描いているのだろうけど、

切り落とした後にリジーに力説した

アカデミーの実態の場面を見ると

アカデミーを止めたいと言うのは本心。

ならなぜ腕を切りとした後、

リジーを残して去ったのか?

リジーを救うためとか

アカデミーを止めるためとか言うなら

リジーを残して去るのは意味不明。

腕を失ったリジーがアカデミーから

追い出され憎しみでシャーロットを

襲撃するのだが、すぐさま

シャーロットが訴えた言葉を思い返し

同調してしまう。

アカデミーでの出来事は同調しても

腕一本は許せなくないか?

そして復讐に至るわけだが、

2人は毒殺、1人は刺殺し、学長は格闘!

そこでシャーロットは左腕う失う。

毒殺できるなら

睡眠薬で眠らせる手もあったはず。

無駄な戦いだったのでは?

頂けないのはラスト。

学長をあの姿にするのは

趣味が悪いとしか言いようがない。

あれを見てしまうと

ただ手足を切り取りたかっただけの

作品なんじゃなかろうかと思ってしまう。

この監督って

スプラッター好きなんじゃないかと。

そー言う感じで悪趣味だなぁと思うけど

インパクトとしては印象に残るね。