日経新聞に ウィリアムス・バンスという元GHQ宗教課長が7月23日、肺炎のため米東部メリーランド州で死去した。オハイオ州生まれ、100歳。 という小さな記事が載っていた。 興味深かったので色々調べてみた。
オハイオ州生まれ。地元の大学で歴史学を学んだ。 妻は京都で生まれた宣教師の娘アリス夫人。 彼女の勧めもあり、1936年から3年間、旧制松山高校で英語教師を務め、その経験を買われ、43年に海軍入り。帰国後に米海軍の予備役に招集され、44年に海軍学校のアジア研究責任者となった。戦後GHQで宗教課長を務めた。最初の大きな仕事が45年12月に出した「神道指令」づくり。 国家と宗教の結びつきの危うさを体感していたこともあり、日本政府の神道支援を厳禁した。ただ信教の自由を尊ぶ観点から神道の存続には理解を示した。宗教課長として「政治と全く分離し、他の宗教団体と同じ立場に立つならば、宗教としての神道を圧迫する考えはない」。と下した彼の決断が靖国神社存続のにつながった。生前のインタビューで、首相や閣僚の靖国神社参拝の是非を聞かれ「神道指令に反するが、52年以降は効力が無いのだから、神道指令を持ち出すのは筋違い」と答えている。占領期間終了後は外交官として日本のほかインドや韓国で勤務し、71年に退職した。
奈良在住のMY師匠に電話してこの件について聴いてみると、「その人のこと知ってるよ。色々苦労話も読んだことあるよ」と。 いつもながらですが、さすがMY師匠・・・よく知っている
バンス氏、98歳の時のインタビュー記事もみっけました。
http://www.tv-asahi.co.jp/hst_2006/contents/special2/060814.html
このインタビューに対しての どなたかの意見もみっけました。 なるほど。。。http://www3.ocn.ne.jp/~kado3004/yasukuni.doc
いつも思いますが、靖国問題って複雑ですわー。 戦争に負けたのこと自体が全ての日本の弱みの根源だと、私は思ってますが
キリスト教も殺戮の歴史なのに・・・世の中、不公平![]()