懸念。 | 明日は晴れるかな

明日は晴れるかな

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言いたい事があるんだけど…と、何やら又不穏な空気を醸し出すかのような息子の言葉から始まった。

早く言うと、

息子の行きたい大学の在学生が息子に勉強を教えてくれるという。
まずは本人の言葉を聞いてくれ!というのが夜の11時過ぎだった。
まるで畳み込むかのような口調に私もひるんではいけないと思った。
お母さんは何がわからないんですか?

唐突に言われた。

ネットで授業とか、スカイプを使っての教えは私にはまだ理解できかねる。息子に必要なのは誰かと相対しての授業だし、それでコミュニケーションが取れる方法で進めて欲しいのだと伝える。
それで、近所の塾にも行かせたし。

だが、一掃される。

その塾の先生はきっと勉強してこなかった人だと思うと。

私はただ黙って聞いていた。

こちらに任せて貰えば、受験までの食事の面や運動なども指示させてもらうし、大体息子さんは勉強法をわかってないのだ。だからこちらで管理させてもらう。ネットでの勉強なのでこの金額になるが、親が何処に不安を持っているかまだわからない、という。

一ヶ月お試し期間で19万8千円だと。
それに教材費で9万8千円だとも。

受験までの金額が120万だという。

そんなお金はうちにはない、と言うと、では、75万円でどうか?という打診がくる。

これには私も驚いた。

更には私は息子の状況を言ってないのに、もう一人の何某というものは、中学の時に勉強について行けなくて引きこもりになり、それでも自分で何とかして有名大学に合格し今があるという。
だから、息子さんも勉強法を変えるだけで有名大学を合格出来る事は可能だというのだ。


本人の息子にとっては、行きたいと懇願している大学なので是が非ともその勉強法を知りたいと、何かのつてをたどって、この電話の会話があるのだろうが、それはこの子のあわよくばという気持ちをてどった詐欺にはならなくはなかろうかと私は直ぐに直感した。

まあ、この話以前に、息子がその大学に行きたいと言った時から、私は恐ろしく無謀な奴でやはり自分をわかっていない馬鹿な息子だと思ったのを、その時にちゃんと言ってやれば良かったのだ。だが、その時は言えなかった。
引きこもりを経て、何かに希望を持つ息子に、お前には無理だなんて事、言えるはずはなかった。
何故、そこに希望するかは聞いていた。そこになんとなくではあるが、納得もしたつもりだった。
だが、やっぱり会得してない自分も大きく存在していたのだ。

その某有名大学在学の子に聞いてみた。
何ていう会社なの?

120万という大金だ。会社として成り立っていなければおかしなものではないか。

いや、法人としてはやっていない。去年立ち上げたばかりだから。不安であればメルマガを読んで貰えはわかる。そこに親や受かった子らのコメントが載ってるから。


悪いが私もネットを始めて10年以上は経っている。人の心理を心底までにいじり倒し、そうそうそこが不安なのよという、そして長々とスクロールし終わった時には、結構な値段を叩き出す、そういう心理作戦。何度も見た事ある。

多分、ああいうのは書き方のセオリーがあるんだろうな。
何処に飛んでも、そんな文面がズラリと並んであるもの。

大金の為、旦那に相談してから決めます、と電話は切った。旦那が帰ってきてから話すと、

何であれ、そんなカネ無いし、払おうとも思わない。何でそんなにビクつくの?堂々と息子の前で話せばいいじゃん。と、ご立腹だった。

私はお金の事では無い。その事を息子が信じてるというのが問題なのだと、旦那に言うも、やはり事の大きさがわかってない。

それから、

やはり子供というのは勝手で、親にダメを押されたと思い込み、又、引きこもる生活になったのだ。

一方の心をわかって貰えるのは、それはそれは難儀なものである。息子に対して、どう理解して貰えば良いか、私もまだ解らずにいるが、それが、旦那にもそうだし、うちは客商売でもある。客はどうしたって私を悪く思うだろうし、私もそれはひしひしと感じ取っている。だからと言って、私も引きこもる訳にはいかない。

そんな世間の目と私は日々、戦っているのだ。

それでも一番大切なのは息子のこれからの気持ちだ。
私が折れている場合ではないと毎日考えてはいるものの、

遠方からかかってくる母親のおぼつかない電話とも相対せねばならず、心が折れそうな日々である。