自宅での介護が始まった。

もう怖くて施設には預けられない。

朝のオムツ替え、前日からエンシュアをゼリー状にしていた物を朝昼晩と食べさせる。お昼は休憩に帰った時に、自分も昼食を摂りながら母に食べさせる。

ヘルパーさんは一日に一回だけオムツ替えに来てくれる。食介は週に一回だったか。

一週間に一度の清拭。

ジャンプーもしてもらう。

でもいつの日か、パジャマの背中部分がベタベタ。「何これ!?」全く動けない母の着替えは慣れていないので一苦労。

施設の看護師さんに伝える。

私はこの施設で昼食の盛り付けの仕事をしている。数日してから仕事中に、看護師さんがそのヘルパーさんに伝えてる「ちゃんとしたんですけどね…」中々認めないなぁと、耳がダンボ〜「着替えは清拭の後にした?」、「あっ、先に着替えました」、「それはダメやわ!」そんな会話。

ヘルパーさんが涙目で謝りに来る。「冬だったら肺炎でも起こしたら大変やからね」と、優しく言う。

又違う日には新しく入って来た看護師さんが清拭をしてくれた時には、ベットの頭部分を外したまま。吸い口のキャプが無くなってる。パッと見た瞬間、やりっぱなしで帰ったように見えた。

ベットの下に新聞紙を入れた段ボール箱を置いていた。ベットを下まで下げて潰してる。う〜ん、下見ないのか。

真冬に母の足の下に冷たい座布団を二つ折りにして置く。ただでさえ冷え性なのに、足が氷のように冷たくなってる。毎回摩る。電気毛布してるんだからその下に置くとか他に方法があるだろうに。毎回摩るのも辛どいので、ベットの事と座布団の事と、そうそう台所に入らないで下さいとお願いしていたのに、新しい人が入って来る度に台所に入る。何回同じ事を言わせるのか、その事とを箇条書きにしてテーブルに貼っておいた。中でも良くしてくれる看護師さんがそれを見て「こんな事を利用者さんにさせるのんて、本当に申し訳ないです」と。暫くしてケアマネが来た。気に食わなかったみたい。足を上げとかないと行けないからと言う、それはわかっている。いくら口も聞けない身体も動かせないからといって、寒いものは寒いはず。置き方を考えて欲しいと。

ベットを一番下まで下げないで下さいとお願いしたら「以前働いていた人が、家に帰ってから、ベットを下げたかどうかがすごく気になって気になってそんな人が居たんです」、えっ、だから?今いないんでしょ?

「下まで下げないといけないんです、落ちると困るから、でも〇〇さんは動けないから落ちる心配はないですけど」、う〜ん何が言いたい〜

結局、無理矢理置き場を作って移動。

箇条書きした紙を、自分で作り直して持って来た。

それまでにこのケアマネは私の顔を見るたびに「ギリギリまで我慢しないで下さいよ、早目に言って下さいよ」と、何度も何度も。でも我慢するですよね。

段々と色々な事で疲れてしまった。

姉が「食介を増やしてもらったらは?」と言うので、考えた末に看護師さんが来てくれた時に言ってみた。そしたら、仕事中にケアマネが私の所に来て「そんなに辛どいですか⁉️」と、言って来た。辛どいからお願いしている。あれだけ我慢しないでと言っておいて。「食べれる時と食べれない時がある」、それは何度も何度も他の人から何人からも言われた。仕事中に延々と喋られて段々どうでもよくなって「良いです良いです、今まで通りで」と言った。

そしたら翌日、仕事中にやって来て「そしたら、食介とオムツ替えは夕方も行きますけど、日曜日は頑張って下さい」と言われた。もういいですと言ったのに。それなら最初から心良く言ってくれれば良いのに。

そして又別の日、休憩に帰って来たら、母が凄く咽せていた。朝はそんな事無かったのに。今日はあの新しい看護師さん。休憩終わって仕事場に行った時、ちょうどいたので「凄い咽せてたんやけど、咽せませんでしたか?に」と言うと、「いいえ」と、「朝はそんな事無かったのに」と言うと、「最後に食べさせたのが…やろか」と、笑って言った。ハァ〜もうむちゃくちゃだ。

それからよく咽せるようになった。

あまりにも酷いので、福祉に相談。

先生はそのままで施設を変わるのはと。

次へ。