
この上の写真の阿クンでは不鮮明なので分かりにくいのですが、下の吽サンだとハッキリその特長が解ります。

イヌとは思えぬ団子っ鼻で、大きな牙を上顎から生やしたこの顔は一見すると「鬼」のようでも、見れば見るほど「外人」の顔ではありませんかっ。それもアングロサクソンやアフリカンというより、トルコ・ギリシア系の人達の面相によく似ています、脚だってなんだか日本人離れした長さですよねぇ・・・
で、どんな時代にどんな人が刻んだんだろうと、気になって台座を一巡りすると、奉納年は刻まれていませんでしたが、石工さんの銘は「幾治郎」って刻んでありました。このようにお顔が極めてガイジンチックなので、もしや横須賀方面で発見した「トルコ犬」と関係があるかもしれないと一瞬思ったのですが、地域的にも横須賀と駒込では離れすぎているので無関係のようです。
また、石工さんの表記ですが「幾治郎」という苗字無しでナマエだけの場合は、明治以前の作と言うことが解りますので、それから推考しても時間的矛盾があり関係が薄いと解りました。ご覧の通り、江戸末期の作だとしても保存状況が極めて良くて欠損や大傷などありませんから、相当に大切に扱われていたワンコですね。いやぁ~、それにしてもソクラテスのような顔してるっ!

生息地:東京都文京区本駒込3-40-1
天祖神社の狛犬について
●狛犬としての仕事ぶり度 ★★★★(これ、現物はかなりの大きさがあります、で、姿勢も堂々としていますから非の打ちどころがございません)
●狛犬としての個性度 ★★★★★(この顔で個性が無いと言われたらどんな顔を持ってくればいいのでしょ)
●癒され指数 ★★★(身体の全体的なラインは極めて優しいのです、そのあたりは「癒し」になるかもしれません)
●思わず笑っちゃう度 ★★★(この外人顔、一目見て大笑いできましたけど、ボクの場合は「特異体質」ですからね、果たして他の人は・・・・?)
●奉納日 ーーー
●作者名 幾治郎
●撮影機材 Panasonic FZ30