
もう、なにも語ることはございません。ただただこの写真をご覧になって下さい。前回の八王子宇津貫・熊野神社の素朴な犬にも涙して鑑賞いたしましたが、こちらはさらに落涙の量が倍加してしまいました。
この狛犬達は武蔵の守り神・大國魂神社の外れのさらに外れ、ほとんど参拝客など来ないような一番奥に在している小さな末社を守っている犬たちなのですが、実に味のある犬たちなのであります。

実物は、高さ30センチほど小さな小さな犬なのですが小さいと言ってもその細密な仕上げは素晴らしく、毛並みや顔の表情、目つきなどどれをとっても「芸術品」といえる出来映えですよ。
特に私が気に入ってしまったのが母犬の方で、みなさまお分かりでしょうか、これ授乳中の姿なんです。

おぉ~~、なんて素晴らしい!赤ちゃんも大きくなろうと一生懸命に乳を吸っていますよね。これ、狛犬とはいえ、もうドラマが出来ちゃっている。こんな世界も狛犬探検をしていると出会えることがあるんですねぇ、いやぁ~今日はいいもの見ちゃったなぁ~・・・。
生息地:東京都府中市宮町3-1
大国魂神社、一番奥の末社に居るワンコについて
●狛犬としての仕事ぶり度 ★(子育て中なので、一時お休み)
●狛犬としての個性度 ★★★★★(小さいがゆえに最高)
●癒され指数 ★★★★★(もう、泪が止まりませんでしたもの)
●思わず笑っちゃう度 ★★★★(お父さんの方のおどけた顔にはかなり笑えますよ)
前回の八王子宇津貫・熊野神社では「今日までに私が接したものの中では、もう何から何まで最高です、ここのお二人は!」と賞賛したのですが、こちらはさらにその上を行っちゃいました、素晴らしいです、この犬たちは!
●奉納日 ーーー(台座には何か字が彫ってあった痕跡があるのみで、風化が激しく判読は困難でした)
●作者名 ーーー(同様)
●撮影機材 イオス・キッス3(フラッシュは内蔵のもので)
その他、この大國魂神社では至る所に狛犬が居て、まさに狛犬天国の様相を成しています。私が短時間に確認できただけでも7対は発見できました。そして、その多くが親子犬であることもここのワンコ達の大きな特徴です。
また、そのどれもがかなり古いもので鑑賞価値は充分なモノばかり。もし、お近く通るようなことがありましたら、ぜひ立ち寄って会いに行ってみてはいかがでしょうか。一番のお薦めはなんと言っても一番奥の「巽(たつみ)神社」のワンコたちですが、その他、尾の無い珍しい狛犬なども居て、好き者には飽きないお社です。

