運転中に
ふと口から出てきたのは
この汽車は〜







この汽車は機関手がいない
終着駅まで 止まらない
終着駅はないかも知れない
それは明日かも知れない
明日になると向う側から
べつの汽車が来るだろう
べつの汽車は夜すれちがう
汽笛の音をかわすだろう

ガタガタ必死に走るこの汽車は
この俺の汽車は
こわれそうでこわれない
必死に 走り続ける

大きな汽笛は逢えば別れだ
次の日はもう思い出だ
思い出がすぐ明日の期待に
つながる程に優しくない
優しくないけど走り続ける
右のレ-ルは僕の身体か
左のレ-ルは僕の心か
どこまでも平行線

ガタガタ必死に走るこの汽車は
この俺の汽車は
こわれそうでこわれない
必死に走り続ける

平行線はひょっとすると
右のレ-ルがこの僕で
左のレ-ルが愛する君で
それでも僕は満足で
この汽車は機関手がいない
終着駅まで止まらない
終着駅はないかも知れない
それは明日かも知れない

ガタガタ必死に走るこの汽車は
この俺の汽車は
こわれそうでこわれない
必死に走り続ける





深夜の受験勉強中

ストーブの上でカレーラーメンを

作りながら深夜放送から流れてくる

この曲を何度も聴いたのを

思い出したほっこり