仕切り直しが必要な時もある。 からの続き
2017年5月。
息子カイトに勝手に会いに行った僕は、数か月顔を見ないでいた間に生じた息子のよそよそしい態度や、僕が書いた手紙を開けもせず、読みもしないで祖母にそのまま渡してしまったという事実に、少なからず打ちのめされました・・・。
元妻ユリは、そこまでカイトの心を支配できるようになってしまっているのか・・・。
それが幼い息子なりに身に着けた処世術なのだろうし、本当にユリに言われるがままに僕を悪者だと思ってしまったのか、単にもう延々と揉め続ける大人たち全員にうんざりした結果関わりたくないと思ってしまっているのか、直接話ができない以上、カイトの本心を知ることはできないけれど、そういうカイトの態度や姿を実際に知ってしまうということは、僕にとってショックだったことは間違いありませんでした。
どんなにハラワタが煮えくり返るようなことをユリにされ続けても、とにかくカイトに会うためならばと、昨年(2016年)秋にユリの再婚相手のユウヤが提案した
「お話し合いによる解決の試み」
を始めた僕は、直接的にユリを攻撃するような言葉を改め(対策チームの添削もGJしてくれた)、とにかく辛抱強く面会再開への努力を続けてきたつもりでした。
確かにその間も、それまでにすでに提訴してしまっていた裁判に関しては、全く面会できてもいないうちに取り下げられないという判断から、そのまま継続していたけれど、とにかく話し合いで和解ができ、時短でもいいから少しずつ面会が始まれば、徐々に裁判は取り下げていってもいい、と僕は思っていた。
しかし、ユリの主張は
「すべての裁判をまず取り下げてからでないと、一瞬たりともカイトには会わせない」
・・・・・・・・。
「(面会の間接強制にも応じないことから)支払いを差し止めている高額の養育費を(僕が)満額で払ったら」
「面会に自分(ユリ)が同席できるなら」
「本当は6時間のところを2時間ぐらいの面会なら」
・・・等々、面会再開の条件に関しても、ずっとユリの都合に引き伸ばされながら、どんどん妥協してきた僕でした。
しかし、色々と気を持たせるだけ持たせながら、それでも結局、絶対に会わせないという態度をユリは変えることがなかった。
もう本当に、うんざりだった・・・。
ナミ「ちょっと一回、ユリさんの状況も調べてみたらどうでしょうね?
病気、病気って言ってるけど、本当に病気なんでしょうか?
もし本当に病気で通院しているのなら、どんな病院に行っているのか知っておいたほうがいいと思いますし、もしユウヤさんやカイト君がいない日中、一人で普通に外に買い物に出かけたりできているのなら、ユウヤさんに『ユリは病気じゃないじゃないですか』って言えるでしょう。
どっちに転んだとしても、一回調べておいたらどうですか?」
それも一理あると思った僕は、また探偵に連絡すると、ユリを数日間張り込んでもらうことにしたのでした・・・。