答え合わせをしようか からの続き

 

 

僕は今まで、

 

 

 

息子カイトの面会交流をいつ行えるかという話し合い以外はすべてやる意味はない

 

言い訳は聞きたくない

 

とにかく息子を出せ!!むかっ

 

 

という態度をずっと貫いてきました。

 

 

 

しかし、確かに瓦礫の山の上に立って無理やり息子を出させても、いつ下の瓦礫が崩れるかわからないところでの面会ではあまり意味がない。


継続して、気持ちよく続けられる面会でなければ。

 


元妻ユリはサイコパスなのでどうしようもないとして、育ての父親となっているユウヤさん(かなり疑惑が下がってきた)の協力を得られるかもしれない、というのは僕にとって息子との面会実現への大きなメリットとなる、と僕は思いました。

 

 


僕は、息子カイトとの面会交流の具体的な話し合いの前に、まずユウヤとの間に積みあがった瓦礫の撤去作業に入ることを決めました。

 

 


僕側の認識としては、ユウヤは僕とユリが離婚するずっと前から不倫していて、これまでのいきさつも全部知っている(もしくはこいつがそそのかしてユリにこっそり離婚届を出させて、半年したら黙って再婚するつもりだったんじゃないかぐらいに疑っていた)くせに、知らんぷりして無実を装っているヘタレの嘘つき野郎ということになっていました。

 

 

 

しかしユウヤの言うことが本当であるという前提でユウヤの立場からこれまでを考えれば、ユウヤは離婚してこれからどうしようと悩んでいるユリと、何も知らずに自分になついて無邪気に笑っている幼いカイトを見て、この2人を守っていこうと優しさから思っただけなのに、ユリの新たな幸せを許せない執念深い元夫が、わけのわからない言いがかりをつけ続け、様々な裁判をしつこく仕掛けてきているということになる。

 

 


しかし答え合わせの結果、まず本当に僕が離婚届を書いておらず、ユリが全部勝手に離婚届を出したこと、そしてクリニックに出されていた提出者不明の精子は本当に僕のではなく、そしてユウヤのものでもないということをお互いが認め、その結果として精子を出した第3の男がいたとしか考えられないということ、そしてユウヤは本当に離婚後からユリと付き合いだしたということが、お互いの間である程度了承されました。

 

 

 

これまでずっとお互いに対して「卑怯な嘘つき野郎」「しつこい嫌がらせ男」と思っていた大前提がここで崩れた。

 

 


特にユウヤは精子が僕のではないという部分にはかなりこだわりました。

 

 

「本当にDragonさんの精子じゃないんですか?」

 

 

・・・まあ、仕方ないですね。僕にしたら元妻ですが、彼にしたら今妻ですから。

 

そういう女だったって認めたくない気持ちはわかります。

 

でも、言わなきゃいけない。

 

 

誓って違いますよ」

 

 

「本当なら恐ろしいですね・・・。恐ろしい・・・」

 

 

ユウヤはうつむくと、信じられない・・・という風に左右に首を振りました。

 

 

もしかしたら、ホントにユウヤは、単なるいい奴だったのかもしれない・・・。

 

 

 

その瞬間そこは、敵との戦略的交渉の場から、被害者の会の集会所に近いものとなったわけです。

 

 


敵の敵は味方(by鬼神お父さん)となるのか?

 


正直、僕の戦略としては、ユウヤが敵(=ユリ)の敵とまではならなくていいんだけど(これ以上この2人が揉めてカイトが不安定になったら大変。まあ、でも、そうなったらそうなったで、僕にはいつでもカイトを引き取る心の準備はあるけど、カイトの安定をまず考えなければ)、少なくとも僕とユウヤ間のお互いへの敵認定は大分解除になった手ごたえを、この時僕は感じました。

 

 

 

 

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