新戦略の導入 からの続き
元妻ユリはよく、「あなたには女の気持ちがわからない」とか「母親の気持ちがわからない」等々、生物学的な違いから自分たちの意見は相容れないのだ、というような主張を繰り返しました。
あなたは男だからわからないだろうけど、自分は女として母として、絶対に間違っていない、と。
最初は全く取り合わなかった僕ですが、それで全く話が進まないのであれば、戦略のために客観的な意見を聞かせてくれる女性(母親)に意見を聞きたいと考えました。
ナミさんを紹介してくれたのは、僕の親戚のケイでした。
2人は仕事関係で知り合った友人同士。
そして僕は、連れ去られた経験がある母親のナミさんと、ケイ(同じく離婚後に息子を育てている母親)の意見を聞いてみることにしたのです(できることは何でもやるのが僕の戦略ですw)。
2人の元旦那さんは、離婚→再婚後にお子さんたちとの接触をほとんどとらなくなってしまっていました。
2人は逆に、子供は父親にできるだけ定期的に会った方がいいと思っていたのに、です。
ケイの状況に関して言えば、ケイと元旦那さんは離婚後の数年間、欧米スタイルで息子さんの監護をしていました。
つまり、お互い近所に住んで、息子が1週間おきにお母さんの家に来たりお父さんの家に来たりしながら学校に通い続け、完全に半々で子供の世話をするというスタイルです。
(本当に、月に1回2時間FPICを通してとか、欧米の常識ではありえない)
しかし、離婚して数年経ったころ元旦那さんが再婚。
その再婚相手の日本人女性は、息子さんが1週間おきに家に来るのを嫌がり、裁判まで起こして(そういう監護スタイルが離婚時に決まっていたのを変更させるため)、息子さんを父親から遠ざけてしまいました(それをおとなしく受け入れた父親、というのもどうなのかと思うのですが・・・)。
とにかく、ここも「日本の離婚後の子育ての常識」が働いた結果だと言えると思います。
離婚したら(ましてや再婚したら)、前の配偶者との子供とはかかわりを持たなくていい、あるいは子供を親に会わせなくてもいい。
本当におかしなことだと思います。
親子断絶防止法案が、こういう目に見えず、明文化されていない「常識」を、今の現実や知識に基づいて正し、根本から教育しなおしてくれるようなものになって欲しいと切に思います・・・。
とにかく、会えるのに会わない親、会いたいのに絶対に会わせてもらえない親、色々な人がいますね。
世の中、うまく行かないものです・・・。
さて、こんな経歴のある2人は、子供とずっと交流していきたいという僕の気持ちを、母親として応援し、協力したい、と言ってくれました。
2人とも、自分たちの息子たちが、父親に対して抱く複雑な気持ちを間近で見てきたから、やはり子供にとってはいくら離婚していたとしても、両親と会い続けることが重要だということを強く感じていたのです。
母親の立場からそう言ってもらえたことは、励みにもなりました。
やはり、本当に子供を想うまともな親なら、連れ去りや引き離しはしないのだと思います。
というわけで、不倫格上げ旦那のユウヤが話し合いを申し入れてきた話をしたところ、
「それは、ユリはともかく、明らかにユウヤが弱ってきている証拠だと思う。
一度話をしてみたらいい。
話をするというより、相手の内情を探るぐらいの気持ちで話を聞くなら、どう転んでも損にはならないですよ。
ユウヤが弱ってきているなら、まずユウヤという砦を崩すことで、城が落ちるかもしれない」
と、2人。
確かに、僕自身があまりにユリからひどい裏切り行為を行われ続けたせいで、僕としてはどこか「真っ向から闘った勝利」のみをイメージするところがあったのかもしれません。
しかし、実際の勝利とは、なにより息子カイトの安全と安定です。
僕はこの案を真剣に検討してみることにしました。
さらにナミさんは言いました。
「私がちょっと仲介役として話し合いに行ってみましょうか?
今みたいな状況で当事者同士だと、必要な情報も交換できないまま、カッとしてケンカになるかもしれないから、私が行ってあちらの愚痴なりなんなりを全部聞いてみますよ。
そうしたら多少はまともな話し合いができるようになるかも」
え? ホントに?
続きます
↓よろしければクリックお願いします!