もう疲れた?ブログネタ:もう疲れた? 参加中
私は疲れてない
とにかく状況が全く読めない俺は早足でエスカレーターに乗りフロントに向かった、

宴会場は3階、フロントは地下一階、
しかし妙に長く感じるエスカレーター内の時間、

実際は数十秒、しかし感覚的には10分くらいに感じる長い時間だ


地下に着き、エスカレーターの扉が開く

目の前にはそこそこのエントランスホールが広がり右奥には受付カウンター



のはずだが‥‥‥‥‥‥‥


‥‥‥‥‥‥‥俺は背筋に冷たい何かを感じた

目に映った光景が信じられない、

エスカレーター内に戻り階数表示板に目をやるが間違いなくB1Fフロントと書いてある‥‥‥‥‥‥‥

俺はもう一度出て目を凝らし周りを見回してみた、

しかしそこはやっぱり俺が幼少時代に住んでいた古い二階建ての借家だった、

その家の玄関を開け中に入ると毎日見ていた景色だ、間違いない、
忘れるわけがない、

俺はこの家が嫌いだったし、

この頃の生活も嫌いだった、


そうか、これは夢だ、俺はまだ夢の中にいるんだ、

それ意外に自分を納得させる言葉が浮かばなかった、


それまでは焦り
狐につままれた気持ちだったがそう考えたら一気に方の力が抜けたような気がした


そうかぁ、夢か


ふぅ~ん、

まぁ夢でよかった、とりあえずタバコに火をつけ高鳴る心臓を落ち着けた、

その景色を見るのは20年以上振りだったが、
特に懐かしさは感じない、
嫌いだった家だしこれと言ったいい思い出もない、

しかし夢とはいえ、せっかくの機会だし入ってみるか、

俺は大きな声で
こんにちはー!誰かいますかー!?


返事は無い、
ここで飼ってたポメラニアンもいない、

‥‥‥‥‥‥‥
耳を澄ますと気がついたが無音だ、全く音がしない、
外の音も屋内の生活音も一切ない、


まぁ夢だし、一応自分の家だしと思い俺は靴を脱いで中に入った


一応小さな声でおじゃましまーす、なんて言いながら、



玄関を抜けキッチンに入り、居間を抜けトイレを過ぎ二階へ上がる階段まで行った、

家具やその他インテリア関係は当時のまま置いてある、

生活感は微塵も感じられないがやっぱりあの家だと確信した、

階段を前に俺の足は止まった、

そう、この家が嫌いだった

正確にはこの家の二階が嫌いだったんだ、

そこで頭の中に一つの疑問が浮かび上がった、

確かに俺はこの家の二階が嫌いだった、
今でも嫌いだ、

だけど何故嫌いだったのかが全然思い出せない、


この階段を上がり二階へ行けば思い出すだろうか、

しかし気は進まない、嫌いな原因は気になるが、忘れている嫌な記憶をわざわざ思い出す必要もない、

そんな自問自答を繰り返し


よし、行ってみよう!

と足を1段目にあげた瞬間二階から子供の泣き声らしきものが聞こえた、

身体が強張る、
一瞬で全身に冷や汗をかく、

なんだこの嫌な感じは、


上がろうと決めた矢先にこれだ、

どうする?
自分に問いかける

理由はわからないけど身体は全力で拒絶してる、

頭では逆に  これは夢だ、所詮夢の中だから行けと言う、


震える足を押さえ付け俺は二階に上がった、


登り切った先にある襖を開け

俺は例え夢の中であろうと二階に来てしまった事を激しく後悔した、

そう、俺がこの家を嫌いになった出来事、
目に映ったのはまさにその瞬間だったからだ、



つづく
もう疲れた?
  • 疲れた
  • 疲れてない

気になる投票結果は!?

新年になってから心がけている事ある?ブログネタ:新年になってから心がけている事ある? 参加中
『ツイてないんじゃない』


新年を迎え数日がたった、

休みボケも治まらないまま仕事は3日目か、

俺は休憩中にふと数日の記憶を遡ってみた。



昨年末29日、会社の忘年会があり自宅から車で二十分程度の温泉街にある岡野庵って温泉宿についたのは午後7時、

忘年会シーズンのこんな日も空き部屋が目立つ古い旅館だ、

まぁ地元の人間なら驚きはしないさ、
だってここは地元じゃ有名な心霊スポットだから、


温泉街そのものが寂れてるし、
週末しか営業してない宿の方が多いくらいだ、

ここ岡野庵も同じ、週末しか営業してない、

でもちょっと有名な心霊スポットになっちゃったおかげで大変みたいだね、

営業してない平日の深夜に忍び込んで探索する若者が後を絶たないらしい、
そんな話しを若女将から聞かされながら部屋に到着、

どうやら俺が1番乗りらしい、

まぁ宴会は20時からだし、
そもそも普段から時間にルーズな奴らばっかだしちゃんと時間に間に合うように来るかも怪しいもんだ、

とりあえず俺はお茶を入れタバコに火をつけ一服、

年末だってのに駅前とは違い静かなもんだなここは、

静か過ぎて気味が悪いくらいだ、

当日も仕事だった俺はタバコを吸い終わらないうちに急激な睡魔に襲われたんだ、


時計を見ると7:12分、

とりあえず横になり携帯をいじっていたけど、
気づかないうちに眠りに落ちたみたいだ、

どれだけねたかはわからないけど、俺を呼ぶ声で目が覚めた

‥‥‥‥‥‥‥さん

‥‥‥‥‥‥ィさん

‥‥‥‥‥‥‥さん!

‥‥‥‥‥ディさん!‥‥ディ!おきてください!
ダディさんってばっ!


え??女性の声で起こされたことに驚いたんだ、

忘年会の参加者に女はいない筈、
旅館関係者なら俺の下の名前は知らないはず、

半分寝ぼけながらもそんな不自然な状況に一発で目が覚めた、

しかし周りを見渡すも誰がいるわけではない、

夢?
寝ぼけてただけ?

右手に握ったままだった携帯は汗で濡れていた、
おしぼりつだ携帯を拭き、時間を確認して驚愕した、

針は深夜0:25分、

状況が読めない‥‥‥‥‥‥‥

いろいろな仮説が脳裏を過る、

この部屋は待合用に借りた部屋で間違いない、

しかし誰かが来た痕跡はない、

急いで宴会場に向かったが既にそれは終わったらしく綺麗に片付いていた、


どーゆうことだ?なんなんだ?
まったくわからない、

俺抜きで宴会?
いやいやあり得ない、

俺も参加したが飲み過ぎて記憶がないとか?


いやいやいや、

とりあえず頭の中を整理してみたけど考えれば考えるほど答えは遠ざかって行くような気がした、



つづく