お父さんの戦いはまだまだこれから、始まったばかりだ。

 

無邪気な子どもたちや子連れの親を見るたびに寂しさに囚われて、夜にならないと外出できない。その子どもたちには何も思うことはないが、声を聞くことで、君たちを失っている現実が襲ってくる。

 

夜寝る時も何か音を鳴らしていないと落ち着かないし、眠さがこらえられなくなるまで寝られない。声を上げて泣く。泣き終わって、辛いけど頑張ろうとなる。その繰り返しなんだ。そうやって、少しずつ、少しずつ平静を取り戻そうとしている。

 

考える時間とテーマだけは、たっぷりとある。

子どもたちのためにって言うけど、何が本当に君たちのためになるのか?

 

結論なんて出ないが、ただ確かなことは、君たちはモノじゃあなくって、立派なひとりひとりの人間なんだということだ。

単純にお父さんが君たちの側に居たいからって、それだけで君たちを私のもとに連れてこようとすることは、お母さんがやっていることと何も変わらない。そして、いつまでも喪失感に囚われて、見苦しい姿をさらし続けるのも親としては間違っていると思う。

 

君たちと本当の意味での絆を取り戻すには、一面的な考えに囚われていてはダメなんだと思う。

 

ぐるぐると考える中で、たくさん、たくさん同じ境遇で苦しんでいる人たちがいることも知った。

ひとりひとり生まれや育ちが違うように、皆それぞれに違った背景を抱えながら、しかし同じ問題で苦しんでいる。

 

苦しみに耐え切れず、命を絶つ人もいる。

先の見えない中で、理不尽な現状に毒を吐く人もいる。

同じ境遇なのに、背景が違ったり、主張が違うだけで消耗し切った者同士でいがみ合っていたりもする。

正義と正義がぶつかることほど不毛なことはない。

 

皆、自分の信念に従って一生懸命頑張っている。

 

私も頑張ろうと思う。

道の向こう、君たちに会うために。