CD化を放置されたままだったり、一度CD化されてもそれっきりだったり・・・不遇な環境におかれた名盤は多い。
そんなお気の毒作品を「ぜひリマスター再発して欲しい!」と願って取り上げるコーナー(のグループ編)ドキドキ
「AORマニアックグループさん★」

今回取り上げるのは・・・あの!日本では英語お勉強番組としてNHKで放映されていた「セサミストリート」の名前を冠したアルバム・・・ウシシ
その名も「Sesami Street Fever」である音譜



おお!このネーミング、そしてジャケは・・・あの「Saturday Night Fever」そのまんまではないか!ぶちゅー
カッチョええ~ドキドキ
クッキーモンスターのポーズも決まってる~クマ

「セサミストリート」は、、アメリカのNPOセサミワークショップが制作する子ども向けのテレビ教育番組である。
エルモやバアート、ビッグバードなどのキャラクTラーが人気で、
1969年の放送開始以来、世界中で放映され、アメリカでは現在も放映されているご長寿番組である。

日本では1972年からNHKでレギュラー放送を開始。
60分枠で英語オリジナル版をそのまま放送するというなんとも思い切った番組であったキスマーク
Dannaも幼稚園や小学生の頃によく観ていた記憶があるが・・・
何を言っているのかさっぱり理解できず、いつもなんとなく画面のドタバタ劇を見てるだけであった笑い泣き
しかし、それでも長時間なぜか観てしまった、惹きつけられる不思議な番組でもあったブタ

ところが日本では吹替え版を放送したりもしたのだが、2000年代から放映時間がどんどん短くなっていき・・・2004年に放映が終了してしまったのであるえーん
そのあとを引き継ぐようにテレビ東京が日米共同で「日本版セサミストリート」を制作。
30分番組として2007年まで放映するなど根強い人気を誇ったのであるドキドキ

そんな「セサミストリート」だが、子供向け番組という側面もあってカーペンターズの「Sing」をヒットさせるなど音楽に対する貢献も大きいクラッカー
多くのCDもリリースされているのだが・・・1978年に当時大ヒットしていた「Saturday Night Fever」をもとに制作されたコンセプト・アルバムが「Sesami Street Fever」であった!

ジャケはまんま「Saturday Night Fever」だが、中身は・・・というと、
メイン・ボーカルをつとめるのは、なんとビージーズのロビン・ギブ!ラブラブ
しかも役得というか、彼の子供たちもレコーディングに参加させてもらっているという・・・
ここは本物を使っているのだが・・・そのほかはディスコ要素の曲が並んでいるだけで、
ぶっちゃけ「Saturday Night Fever」関係なくない?というものであるブタ
なんか、流行に乗っかって売ろう!みたいなパロディの雰囲気をビンビン感じるのであるわんわん

しかし、曲のほうはなかなかである。
シングルにもなった「Sesame Street Fever」は結構本格的なディスコ・サウンドだし、
ロビンとクッキー・モンスターが競演する「C Is For Cookie」やバートが活躍する「Doin' The Pigeon」など歌詞などは完全に子供むけなのだが・・・キッズ音楽としてはよくできているブーケ1

しかし、何と言っても白眉はロビン・ギブが真面目に(?)歌う「Trash」である晴れ
なんともメロウでAORとしても聴ける1曲だ!



う~ん、なんともゆったりといい感じの1曲であるドキドキ

ディスコ、AORと当時の最先端サウンドにあふれており、
おふざけ要素に行き過ぎない、絶妙なバランスで惹きつける1枚なのであるドキドキ

さてこの1枚は1991年に一度CD化されているが・・・
版権など複雑なのだろう。それ以降はリイシューされることなくそのままになっている1枚だえーん

イロモノと決めつけずにまたCD化していい音で聴きたい1枚なのである。

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