未CD化だったレコードが、ようやくCD化を迎えたのを記念して、
ワッショイ！と喜んで、みんなに伝えようというコーナー（の男性アーティスト編）
「CD化！ワッショイ・ヨシ男く～ん」
今回取り上げるのは、ピーター・マッキャンの「One On One」である
ワーイ！ヒゲボーボーなおっさんの白黒ドアップだー！
・・・なんとも迫力のある目力に、思わず顔をそむけたくなるのだが、
ピーター・マッキャンはコネチカット州出身のシンガーソングライターでミュージシャンである。
1970年に地元の大学を卒業すると、翌年からモータウンに出入りして
コネチカットの4人組バンド、リペアーズに参加してレコーディングを始める。
結局リペアーズは、1960年代にザ・ローリング・ストーンズのマネージャーをしていたアンドリュー・ルーグ・オールダムがプロデュースのもと、
モータウン傘下のRare Earthから1971年に「Already A Household Word」、
また1972年にモータウンのウエストコースト・レーベルMowestから「Repairs」という2枚のアルバムをリリースするのだった
しかし、バンド活動はパッとせず・・・リペアーズはあえなく沈没
ピーターさんはソングライトの道に活路を見出そうと曲を書き始めるのだった。
すると、1977年・・・クライヴ・デイビスに気に入られてジェニファー・ウォーンズに提供した「Right Time of the Night」(邦題：星影の散歩道）が、
いきなり全米チャート6位の大ヒットを記録
そのヒットを見た20th Century Fox Recordsが、ピーターさんの曲をリリースすることを即決
同年にピーターさんは自作曲「Do You Wanna Make Love」(邦題：恋人たちの午後)をレコーディングしてリリースしたのだった。
するとこの曲も全米チャート5位の他、世界的に大ヒットとなる
この年、ピーターさんは、ソングライターとしてもシンガーとしても大ヒットを重ねたのであった！
その姿を見たCBSソニーは、1978年にピーターさんとの契約を20th Century Fox Recordsから買い取る。
そして、ソングライターとして長年に渡って活躍していくのだった
彼がソングライトに関わった曲は、アン・マレーやショーン・キャシディー、ジョン・トラボルタ、クリスタル・ゲイルなど多くのアーティストに歌われた
1983年のポール・アンカ「Hold Me 'Til The Mornin' Comes」、
1983年のジャーメイン・ジャクソン＆ホイットニー・ヒューストン「Take Good Care Of My Heart」などこのブログでも取り上げたAORの名曲もある
カントリー系のヒット曲も多く、ジェイニー・フリックの「She’s Single Again」などグラミー賞ノミネートされた曲もあるのだ。
そんな彼も、自身のアルバムをリリースしている
1977年には「Do You Wanna Make Love」も収録されたファースト・アルバム「Peter McCann」が、
1979年にはセカンド・アルバム「One on one」が、
そしてソングライターとして名を上げた後の1995年にはクリスマス・アルバム「What Christmas Really Means」を・・・
と3枚のアルバムが残されている。
中でもAOR的に美味しいのは1979年にコロンビアからリリースされた「One on one」なのである
もちろん全曲をピーターさんが作曲し、プロデュースは前作に続いてハル・ヨーグラーが担当。
「All You Got To Do」「Road To Love」「Don't Take It Out On Me」といった心地よい楽曲が並ぶ、
AORセンスのある1枚に仕上がったのである
「Step Right Up」は、スティーブ・ドーフもアレンジに関わった1曲で、
リア・カンケルが1979年のアルバム「Leah Kunkel」でも取り上げたナイスなAORである。
う～ん、リア・バージョンもかなりいいのだが・・・
ピーターさんのオリジナルもなかなかなAORだ！
このアルバム、当時大ヒットしたというわけではなく、
結局シンガーとしてのピーターさんは「Do You Wanna Make Love」の一発屋さんなのだが・・・
田中康夫が1980年に発表して映画化もされた小説「なんとなく、クリスタル」で紹介されて大人気を博した1枚である
さて、この作品も1993年に1度CD化された後、それっきりになっていたのだが・・・
2014年にリマスターされて紙ジャケ・リイシューされたのである！
ワッショイ！
秋の季節にピッタリなテンダーで哀愁のある1枚だ
ワッショイ！と喜んで、みんなに伝えようというコーナー（の男性アーティスト編）
「CD化！ワッショイ・ヨシ男く～ん」
今回取り上げるのは、ピーター・マッキャンの「One On One」である
ワーイ！ヒゲボーボーなおっさんの白黒ドアップだー！
・・・なんとも迫力のある目力に、思わず顔をそむけたくなるのだが、
ピーター・マッキャンはコネチカット州出身のシンガーソングライターでミュージシャンである。
1970年に地元の大学を卒業すると、翌年からモータウンに出入りして
コネチカットの4人組バンド、リペアーズに参加してレコーディングを始める。
結局リペアーズは、1960年代にザ・ローリング・ストーンズのマネージャーをしていたアンドリュー・ルーグ・オールダムがプロデュースのもと、
モータウン傘下のRare Earthから1971年に「Already A Household Word」、
また1972年にモータウンのウエストコースト・レーベルMowestから「Repairs」という2枚のアルバムをリリースするのだった
しかし、バンド活動はパッとせず・・・リペアーズはあえなく沈没
ピーターさんはソングライトの道に活路を見出そうと曲を書き始めるのだった。
すると、1977年・・・クライヴ・デイビスに気に入られてジェニファー・ウォーンズに提供した「Right Time of the Night」(邦題：星影の散歩道）が、
いきなり全米チャート6位の大ヒットを記録
そのヒットを見た20th Century Fox Recordsが、ピーターさんの曲をリリースすることを即決
同年にピーターさんは自作曲「Do You Wanna Make Love」(邦題：恋人たちの午後)をレコーディングしてリリースしたのだった。
するとこの曲も全米チャート5位の他、世界的に大ヒットとなる
この年、ピーターさんは、ソングライターとしてもシンガーとしても大ヒットを重ねたのであった！
その姿を見たCBSソニーは、1978年にピーターさんとの契約を20th Century Fox Recordsから買い取る。
そして、ソングライターとして長年に渡って活躍していくのだった
彼がソングライトに関わった曲は、アン・マレーやショーン・キャシディー、ジョン・トラボルタ、クリスタル・ゲイルなど多くのアーティストに歌われた
1983年のポール・アンカ「Hold Me 'Til The Mornin' Comes」、
1983年のジャーメイン・ジャクソン＆ホイットニー・ヒューストン「Take Good Care Of My Heart」などこのブログでも取り上げたAORの名曲もある
カントリー系のヒット曲も多く、ジェイニー・フリックの「She’s Single Again」などグラミー賞ノミネートされた曲もあるのだ。
そんな彼も、自身のアルバムをリリースしている
1977年には「Do You Wanna Make Love」も収録されたファースト・アルバム「Peter McCann」が、
1979年にはセカンド・アルバム「One on one」が、
そしてソングライターとして名を上げた後の1995年にはクリスマス・アルバム「What Christmas Really Means」を・・・
と3枚のアルバムが残されている。
中でもAOR的に美味しいのは1979年にコロンビアからリリースされた「One on one」なのである
もちろん全曲をピーターさんが作曲し、プロデュースは前作に続いてハル・ヨーグラーが担当。
「All You Got To Do」「Road To Love」「Don't Take It Out On Me」といった心地よい楽曲が並ぶ、
AORセンスのある1枚に仕上がったのである
「Step Right Up」は、スティーブ・ドーフもアレンジに関わった1曲で、
リア・カンケルが1979年のアルバム「Leah Kunkel」でも取り上げたナイスなAORである。
う～ん、リア・バージョンもかなりいいのだが・・・
ピーターさんのオリジナルもなかなかなAORだ！
このアルバム、当時大ヒットしたというわけではなく、
結局シンガーとしてのピーターさんは「Do You Wanna Make Love」の一発屋さんなのだが・・・
田中康夫が1980年に発表して映画化もされた小説「なんとなく、クリスタル」で紹介されて大人気を博した1枚である
さて、この作品も1993年に1度CD化された後、それっきりになっていたのだが・・・
2014年にリマスターされて紙ジャケ・リイシューされたのである！
ワッショイ！
秋の季節にピッタリなテンダーで哀愁のある1枚だ