バンドも人気稼業であるえっ
そして、音楽を聴かせる職業がゆえにリスナーが求めるものというものがある。
このリスナーの要求というのも、時代と共に移り変わっていくものであるにひひ

ザ・ドゥービー・ブラザーズのように、硬派なロック・バンドが方針転換を行ったことで新しい道の中で大成功した例もある。
また、それほど大きな転換でなくとも「流行りの音に方向を合わせる」というちょっとした方針転換などは日常茶飯事だブタ

AOR全盛時代・・・それまで全く違う音楽を演奏していた人たちがAORに傾いた瞬間を切り取り、アンタもAORを演奏していたじゃないか!とツッコむコーナークマ
「アンタ、本当はAOR演りたかったんだろ?」

今回取り上げるのは、ザ・ローリング・ストーンズの皆さんである音譜



ご存知、ザ・ローリング・ストーンズは、1962年にロンドンで結成されたロック・バンドである。
結成当初のメンバーは、ギターのブライアン・ジョーンズ、キーボードのイアン・スチュワート、ボーカルのミック・ジャガー、ギターのキース・リチャーズだった。

当時のリーダーはブライアンで、1964年にEP「The Rolling Stones」でデビューすると全英チャート13位を記録。
さらに同年リリースしたファースト・フル・アルバム「The Rolling Stones」が全英チャート1位となっていきなりスター・バンドになるクラッカー

時が立つとともにメンバーが変わっていき、ビル・ワイマンやチャーリー・ワッツが加入。
続いてアメリカでもデビューして大人気を博すドキドキ
1970年に、それまで所属していたDeccaとの契約が終了した後、
彼らは自身のレーベルRolling Stones Recordsを設立する晴れ
そのレーベルから1971年にリリースした最初のアルバム「Sticky Fingers」は全米・全英チャート1位を記録!

1973年の「Goats Head Soup」、1974年の「It's Only Rock 'n' Roll」、1976年の「Black and Blue」など
次々と大ヒット・アルバム、そしてシングルを発表して世界一のロック・バンドとして君臨したのだった晴れ

彼らの人気は衰えることがなかったが・・・1978年のアルバム「Some Girls」(邦題:女たち)では、ギターにロン・ウッドが加入。
当時流行していたパンクとディスコ・ミュージックの要素を大胆に取り入れたものになっていたわんわん
結果的にアルバムは全英チャート2位、全米チャート1位を獲得し、
ザ・ローリング・ストーンズのロック・バンドとしての評価をより一層高めることになったのである目

そして、このアルバムの雰囲気を代表する1曲が先行シングルとしたリリースされた「Miss You」であった!
全英チャート3位ながらも全米チャートでは1位を獲得!大ヒットとなり一世を風靡したのである音譜



おお~!イントロのハーモニカのメロディーからしてキャッチー!
どことなく南部っぽくもあり、泥臭さを感じさせてもおかしくない楽器構成&メロディーなのだが・・・
ミックさんもそれをわかってかロッキンなフィーリングで歌うのと、
ディスコなリズムがそれを打ち消し、非常にノレる誰にでもわかりやすい1曲に仕上がっている!ラブラブ

猫も杓子もディスコとAORだった1978年・・・
「あの硬派なローリング・ストーンズまでもがディスコ・サウンドかっ!」と世間を賑わせた1曲であるブタ

まぁ、時代背景もあろうが・・・
分かりやすさ満点のこの曲を大ヒットさせたことで、ストーンズの音楽の幅広さを見せつけた形になったにひひ

これをAOR・・・というのは少し苦しいかもしれないが、ポップでキャッチーな面を見せてくれたということで・・・
「アンタ、本当はAOR演りたかったんだろ?」クマ

ミックが抑揚つけずに淡々と歌い、ローリング・ストーンズがメロウで爽やかな正統派AORを演奏する・・・
というのも聴いてみたかった!にひひ

ペタしてね読者登録してね