アーティストの人気が出ると、得てして過去の作品の再評価がされるものであるが・・・

スターが”スター”と呼ばれる前夜・・・
そこには才能の爆発が起こる直前のエネルギーが感じられるものである爆弾

本日取り上げるのは、あの殿下ことプリンスがソロ・デビューしてブレイクする前に組んでいたバンド、
94イーストによる「94 East featuring Prince」である音譜



2016年に亡くなってしまいつつも、いまだにカリスマ・アーティストとして高い人気と影響力を誇るプリンス・・・ラブラブ

1974年、当時ミネアポリス・パブリック・スクールに通う高校生だったプリンスは、
アンドレ・シモンやモーリス・デイと出会って
ファンク・バンドのグランド・セントラルを結成。
また同時期にはテリー・ルイスやアレクサンダー・オニールがフライト・タイムというバンドでブイブイ言わせていた!
そのサウンド志向の中で後のミネアポリス・サウンドが生まれることになるのだから、
当時のミネアポリスは、神がかり的に人材が豊富だったと言わざるを得ない晴れ

そんな1975年、プリンスの従妹の夫であったペペ・ウィリーがファンクバンド、94イーストを結成。
ここにプリンスは誘われる形で加入したのだった馬

94イーストでは、若き日のプリンスはギターやベース、キーボード、ドラムスなどなど様々な楽器をこなし、才能の片りんを見せる。
また、プレイヤーとしてばかりでなく、スタジオ・ワークやアレンジ、プロデュースのノウハウなどを学んで、マルチな部門に関わる修行を積んだのだったわんわん
この時の経験が、1978年にグループを脱退してのプリンスのソロ・デビュー、そしてその後の天才としての大活躍につながるわけだから、
サウンド・クリエイターとしてはかなり重要な時期であった、と言えようブタ

さて、その94イーストであるが・・・
フロントマンはコロネル・アブラムスだったが、
プリンスがソロデビューしてすぐにスターになると解散してしまうブタ
なので、実質的はレコーディング活動時期は1975年から1979年まで、ということになるクマ

そして、その時期のレコーディング・プロダクトを集めてコンピレーションとしてリリースされたアルバムはいくつかあるのであるにひひ
1985年にリリースされたアルバム「Minneapolis genius-The historic 1977 recordings」や、1995年の「Symbolic beginning」といったものである。

プリンスは94イーストには「Just another sucker」という曲を書いて提供しているのだが、
これまたすでにミネアポリス・サウンドっぽい出来に仕上がっており、
若きプリンスの才能が感じられる1曲だドキドキ

また、「Games」なんかは・・・
キャッチーこの上ない、ファンキーかつメロディアスな奇跡の1曲だ!



う~ん、プリンスのメロウ・サイドが堪能できる佳曲だ~笑い泣き
思わず1970年代後半のミネアポリスを想像してしまう、なんとも魅力に満ちたR&B的1曲だ!


さて、これらの楽曲をオリジナルテープから最新リマスターし、1枚にまとめたアルバムが
2016年リリースの「94 East featuring Prince」なのだえっ
天才プリンスが、天才と呼ばれる前の息吹を十分に感じられる1枚となっているドキドキ
最新リマスターになったことだし、いい音で堪能したいものである。

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