世の中的にはAORアーティストとは認識されていない人々に対して、
「AORっぽい曲を演奏していた」という理由だけで
AORアーティスト認定を勝手にしてしまおうというムチャなコーナードキドキ
「アンタ、本当はAOR演りたかったんだろ?」

本日、認定されるアーティストは
ソウルの女帝、ロバータ・フラック晴れ
アルバムは「I'm the one」である音譜



ロバータ・フラックは、ノース・カロライナ州出身のシンガーソングライターである。

父はピアニスト、母がオルガニストという音楽一家に育った彼女は、
当然のように幼少期からクラシック・ピアノをはじめ、また教会で歌い、音楽に親しんで育つカラオケ
15歳の時にはワシントンD.Cのハワード大学主催のコンクールで優秀な成績を収め、そのまま若くしてハワード大学に入学するえっ
大学卒業後は、音楽教師やナイトクラブでのピアノ演奏をしていたのだが・・・
ボイス・トレーナーからクラシック系よりもポップ・ミュージックを演奏することを薦められてレストランでも歌いはじめたのだった。

するとその歌声に魅せられたジャズ・ピアニストのレス・マッキャンに促されてアトランティック・レコードのオーディションを受け、
1969年にアトランティックからアルバム「First take」でデビューしたのだった。

デビュー当初はアルバムもシングルもヒットしなかったのだが・・・ブタ
1972年にファースト・アルバムからの1曲「The first time ever I saw your face」が映画「恐怖のメロディ」に使用されたことで一気に注目を浴びるわんわん
この曲は全米チャート1位を記録し、グラミー賞の最優秀レコードまでも受賞。
3年前にリリースしたデビュー・アルバムも全米チャート1位となるなど大ブレイクを果たしたのだった星

続いて1973年には「Killing me softly with his song」が全米チャート1位の大ヒットを記録。
この曲では、グラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤー、最優秀楽曲賞、最優秀女性ボーカル賞の3部門を同時受賞する。
さらには1974年、「Feel like makin' love」も全米チャート1位を記録して一時代を築いたのだったキスマーク

特筆すべきはダニー・ハサウェイとのデュエットであるドキドキ
1972年には「Roberta Flack & Donny Hathaway」、1980年に「Roberta Flack Featuring Donny Hathaway」と
それぞれデュエット・アルバムをリリースして大ヒットさせたのだった。
シングルも「Where is the love」が全米チャート5位、「The closer I get to you」が全米チャート2位などをヒットさせ、
またピーボ・ブライソンやマキシ・プリーストとのデュエットも成功しており、
デュエット・シンガーとしての地位も確立しているのであるかに座

そんな感じで1970年代~80年代に黒人女性シンガーとして、ジャジーで雰囲気のある多くの名曲を世に送り出したロバータさん・・・
ソウルフルながらメロウなフィーリングも持っており、たびたびAORっぽい響きを聴かせてくれていたのだが・・・
AOR界の領域に足を踏み入れたことも多々あるのであるクマ

最もポピュラー感溢れるアルバムが1982年の「I'm the one」である馬
全米チャート52位どまりと彼女にしては大ヒットしたアルバムとは言いがたいが、
ウィリアム・イートンやラルフ・マクドナルド、ウィリアム・ソルター、バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガーらがプロデュースして
アダルト・コンテンポラリーな雰囲気を醸し出すサウンド作りになっていたのだったわんわん

曲も、ボビー・コールドウェルやビル・ウィザースらのものを取り上げ、
ロバータさんも、メロウ感あるいい感じのフィーリングで歌うのだったブーケ1

特にシングルになった「Making love」は、バート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーの最強タッグが作曲(ブルース・ロバーツも)&プロデュースを担当し、
同名映画の主題歌としてリリースされて、全米チャート13位のヒットとなった1曲だ。



おお~なんともメロウで優しい感じは・・・AORな魅力に溢れてる~キスマーク

ロバータさんのボーカルはハスキーだが、これぞ「艶のある声」というやつではないだろうか?ブタ
この声がライトメロウなサウンドと合わさると・・・なんともアダルトでアーバンな世界観となるのであるお月見

これほどまでにジャジーで小粋なサウンドを展開して広くリスナーに受け入れられたロバータさん
「アンタ、本当はAOR演りたかったんだろ?」クマ

女性黒人アーティストという枠を超えたAORフィーリング・・・たまらなく魅力的でしたぞ~ブーケ1

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