CDになっていなかったレコードの
栄えあるCD化を祝して
みんなで青空にワッショイ!するコーナー(の女性アーティスト編)ドキドキ
「CD化!ワッショイ・ヨシ子さ~ん」


本日取り上げるのは
ローラ・アランの「Laura Allan」である音譜



アランと言えば、アラ~ン・パーソンズ・プロジェクト・・・
といったヒゲもじゃのおっさんではなく~

このジャケも決してヤンキー座りでメンチきっているわけではございませんぞ~ブタ
こちらのローラ・アランさんは、ロス出身の
麗しの女性シンガーソングライターである(←さりげなくアラン・パーソンズに失礼な文章)クマ
2008年に55歳の若さで他界してしまったが、
AOR界ではそのスモーキーな声と無邪気な笑顔が素敵な美貌で
ヴァレリー・カーターとよく比較されるシンガーだ!
また、弦楽器演奏者としても腕前を認められていて
チターやダルシマーといったちょっと珍しい楽器を演奏し、
自身で楽器制作を手掛けることもあって自分の演奏するものはもちろん、
デビッド・クロスビーやジョニ・ミッチェルなども彼女の制作した楽器を使用したというえっ

1970年、18歳の時にデビッド・クロスビーと出会い、その才能を認められて
クロスビーのソロ・アルバム「If I could only remember my name」に
チター演奏で参加する。
西海岸のフォーク・クラブを中心に音楽活動を続けるうちに、
ジャクソン・ブラウンやジョニ・ミッチェルとも知り合って交流が深まり、
ソロ・デビューすることが決まったのだった。

そして、1978年にリリ-スされたファースト・アルバムが「Laura Allan」であったクラッカー
これがまた、「1978年という時代・ロスという活動拠点・大物アーティストとの人脈」
という要素が絡み合って、西海岸の一流ミュージシャンが勢揃いする
見事なAORアルバムとなっていたのだった!

プロデューサーには、オーリアンズやアンドリュー・ゴールド、
ベッド・ミドラーなどを手掛けたチャック・プロトキンとグレッグ・プレストピーノが関わり、
バックにはドラムのジェフ・ポーカロやジム・ケルトナー、
バースのエイブラハム・ラボリエル、チャック・レイニー、
キーボードはビル・ペイン(kyd)、サックスのアーニー・ワッツ(sax)、
さらにコーラス隊としてビル・チャンプリンやウェンディ・ウォルドマン、デヴィッド・ラズリーなどなどが参加した超豪華盤だ!
どう?このスティーリー・ダン状態!にひひ

しかし、主役はあくまでもローラさんであり、
彼女の声にはなんとも言えない色気があって、
ちょいとジャジーでメロウなAORフィーリングを運んでくれるのである。
もちろん、彼女はアルバムの中でもチターやダルシマーやカリンバなどの演奏を披露している。

曲はほとんどが彼女のオリジナルであり、
「Slip and slide」や「Come as you are」など切なくて懐かしい感じの名曲揃いであるドキドキ
特にアルバムのオープニング曲である
「Opening up to you」は、フリーソウルでも取り上げられた
フィメールAORの超名曲である!



おお~なんともメロウなメロディーとローラさんの声が魂をゆさぶる・・・
アコースティック・ブルーアイド・ソウルだ!

この時代の女性AORものに名作はあまりないと言われるのだが・・・
そんなことはない!
このように素晴らしいサウンドがただ埋もれているだけなのであるわんわん
「Laura Allan」は、アルバム1枚を通して聴いて頂きたいソウルフルで
まさに隠れた女性ウエストコーストAORの名盤なのであるラブラブ!

しかし、この作品・・・本国アメリカではちっとも売れなかった!
結局、彼女の表立った活動は、
1980年に1枚、1990年代に2枚のアルバムを残すのみとなってしまったのであるクマ
もしかして・・・ジャケがもっとオシャレだったら・・・
ローラさんはリンダ・ロンシュタッドやカーラ・ボノフになれたかもしれない・・・
そう思ってしまうのはDannaだけだろうか?ブタ

このアコースティック・ソウルの名作も、
2002年に10曲ものボーナス・トラックが収録されて初CD化された!
ワッショイ!かに座
ウエストコーストの風を感じるメロウなサウンドを
じっくりと楽しみたいものなのである晴れ

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