長年に渡ってCDになっていなかったAORレコードの
初CD化を祝してみんなで祝杯をあげたいというコーナー(の男性アーティスト編)ドキドキ
「CD化!ワッショイ・ヨシ男く~ん」

本日取り上げるのは、
マイケル・J・バーセルマーの「Zanzibar」である音譜



マイケル・J・バーセルマーは、カナダのハミルトン出身の
フォークロック・シンガー、ミュージシャン、プロデューサーである。

このマイケルさんも、それまでの活動の経歴があまりハッキリしない人なのだが・・・
1980年にいかにもインディーなZanzibar Recordsからリリースされた
自主制作のデビュー・アルバムがこの「Zanzibar」だ!

このアルバムがマイケルさん唯一のソロ・アルバム・・・と思われていたのだが、
この後ソロ名義アルバムは2007年(!)に「The grand review」が確認でき、
主にカナダの新人アーティストや自主制作アルバムのところどころで
ギターやピアノ、プロデューサーとして名前を確認することが出来るので
今も地元で音楽活動は続けているようであるえっ

さて、この「Zanzibar」・・・
読み方は「ザンジバル」であり、
アフリカ大陸の東海岸、インド洋上に位置するリゾート諸島
ザンジバルをテーマにして制作されたようだにひひ
ちなみにザンジバルはクイーンのフレディー・マーキュリーの出身地である。
カナダのトロント近郊生まれの彼が、
何故縁もゆかりもなさそうなこの地をテーマにしたのか・・・?ブタ
まぁ、ハワイアン・コンテンポラリーが注目されていたこの時代、
目新しさを狙った、と言うところだろうか?

しかし、マイケルさんの狙い(?)は見事に当たっていて、
このアルバムはリゾート感覚あふれるアイランド・メロウな1枚に仕上がっていたのであるラブラブ!

フォーキーながらも、アーバンなアレンジと曲は完全に
AOR的ハワイアン!飛行機
ザンジバルなのになぜハワイアン?という疑問も浮かぶのだが、
マイケルさんのサウンド志向がそのまんまなのだから仕方ない!
というか、ザンジバル・サウンドというものがイマイチよくわからないから仕方ない!ブタ

曲もすべてマイケルさんが書いている。
ファンク色が強い「The dream begins」、「Zanzibar」といった曲は
まさしくリゾート感覚を運んでくれる。
特に、2曲目に収録された「Kalua」はこのアルバムのハイライトともいうべき
超絶メロウ曲だ!



おお~!シーブリーズ!
・・・というか、爽やかさよりもメロウでトロピカルなフィーリングを感じる、
コジャレ・カフェあたりで聴いてまったりしたい1曲だ晴れ

ちなみに、「Kalua」は、ハワイ・オアフ島の地名、
もしくはハワイの伝統的蒸し焼き料理をこう呼び・・・
ザンジバル関係ないやん!わんわん
とツッコミたくなるのが人情というものなのだが・・・
そこはそれ、あくまでもマイケルさんが目指した
ハワイアン・フィーリングということにしてあげるのもまた人情と言うものであろうクマ


このような本当にマイナーな幻の1枚も
ずっとレア盤化し、レコードに万越えの値段がついていたのだが・・・
2012年に見事CD化された!
ワッショイ!かに座
コンテンポラリーが市民権を得ていた時代の素晴らしい音を
ぜひバカンスのお供にしたいものであるサーフィン

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