世の中、自分の思う通りにならないように出来ているわんわん

これはある人から聞いた宇宙の真理であるが、
全くその通りだと思うクマ

逆に、全てのことが思う通りに進行してしまえば、
人間は進化をやめてしまうだろう。

さて、この法則はアーティストの世界にも当てはまる。
時にはあまりに見事に”やっちまう”状態に陥ることさえある。
そんな、本人にとっては不幸なことであろうが
笑っちゃう驚きの運命をたどった人を取り上げるコーナードキドキ
「They are やっちまった人たち・・・」


今回取り上げるのは、UB40の皆さんである音譜



UB40は、1978年にイギリスのバーミンガムで結成され、
1980年にアルバム「Signing off」でデビューしたレゲエ・ポップ・バンドである。

リーダーは白人のアリ・キャンベルであり、8人組の白人黒人混成バンドとしてスタート。
「Red red wine」や「I got you babe」など本国イギリスばかりでなく
ワールド・ワイドに人気を集め、
レゲエとポップスの融合をはかったかのような明るいサウンドは、
レゲエというジャンルの新しい可能性を開発したとも言える晴れ

そして、UB40と言えばなんといっても1993年の大ヒット曲
「(I can't help)Falling in love with you」であろうラブラブ!
エルヴィス・プレスリーが、映画「Blue Hawaii」のために
1961年にリリースして全英チャート1位、全米チャート2位を獲得した定番バラード曲
「Can't help falling in love」のカバー曲である。

今まで何人ものアーティストにカバーされてきたこの名曲だが、
UB40のバージョンは、1993年のアルバム「Promises and lies」に収録され、
シャローン・ストーン主演の映画「Sliver」(硝子の塔)の主題歌にもなって
全米・全英両チャートで1位となるなど大ヒットしたのだった!
もちろん、日本でも微妙にオリジナル・タイトルが違うものの
邦題「好きにならずにいられない」として大人気な1曲だ!



う~ん、なんともメロウな味わい・・・
あの渋~いバラードがこれほどサクッとした明るいメロディーになるとは!
音楽の奥深さを感じさせる1曲なのであるラブラブ


さて、こんな感じで一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったUB40の皆さん、
2011年にメンバー5人が次々自己破産に追い込まれる、という事態になったガックリ
バンドが主宰し、自らもマネージメントしていたレーベル会社の
DPEインターナショナルの経営が傾き、責任追及された形である。
破産宣告を受けなかったメンバーもチリジリになってしまった。

2008年にリード・シンガーだったバンドの顔、アリ・キャンベルがグループを脱退し、
後を追うようにしてキーボードのミッキーも脱退。
この頃から金銭トラブル&マネージメントの不調があったらしく・・・
最悪の事態の予兆は前々からあったようだえっ

本当に気の毒ではあるが、
何をやっちまったかというと・・・

このUB40というバンド名、
別に「ウブな40歳」というおっさん達を表しているのではなく・・・
イギリスの失業者給付金の申請書様式名(Unemployment Benefit 40)
からとられたものだったのだ!

名前が自分たちの未来を暗示していたのかはわからないが、
まさしく失業者給付金が必要となった悲しきバンド
になっちゃったのであるブタ


しかし、人間というのは自分の思い通りにならなくても、
希望を捨てなければ生きていける!

一時は、こんな状態になったにも関わらず・・・
メンバーの1人、アストロの尽力によってUB40はメンバーを入れ替えて再始動晴れ
ボーカルにアリ・キャンベルの兄、ダンカン・キャンベルを迎えて
2013年にアルバム「Getting over the storm」で復活したのだったクラッカー

人生、思い通りにならないが、
その他の選択肢もたくさん用意されているようである
にひひ

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