あい・スイミングの進級テスト不合格 | だでぃべあの「徒然なるままに・・・」

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日々徒然に思うことを記しています。

本日、あいがスイミングの進級テストを受けましたが、結果は不合格。
今回ダメだったのは、背泳ぎ25m。
とほほ・・・です。

あいが通うスイミングでは、基本的には2ヶ月に1回、進級テストがあります。
2回連続で不合格です。
つまり、週1回の練習とはいえ、4ヶ月も同じレベルの指導を受けているのに・・・、という結果です。

この前の週末には、居住地の地方自治体が運営するごみ焼却場の余熱を利用した室内プールに家族で出掛け、それなりに特訓したのですが・・・。


まあ、今日のあいの泳ぎを見ていないので何も言えないのは承知していますが、どうしてこんなにかかるのか、といった感じです。

さらに言うと(言いづらいですが)、あいが通う(兄のゆうも通っています)スイミングについて、最近はコーチの指導力が低下していると感じています。
自分の子供の能力不足を棚に上げて・・・という反論はあろうかと思いますが、それを差し引いても、ゆうが同じレベルだったころに比べてコーチの指導力の低下を感じます。


背泳ぎ25mに合格すると、次は平泳ぎ25mになるのですが、周囲の子をみていると、「平泳ぎ25m」の級に1年以上も在籍している(いつまでたっても合格できない)という子が結構います。

先日(テストの週に入る直前の週末)、たまたまスイミングに行く機会があり、いろいろな級の子の泳ぎを見ていたのですが、特に「平泳ぎ25m」のクラスの子では「これは、合格は当分先だな・・・」と思わせる子がほとんどでした。
それらの子の中には「何ヶ月も平泳ぎ25mの級で練習をしている」という子もいたと思います。でも、「この子は、そろそろ合格するかな?」と思わせる子は、ほとんどいませんでした。
ちょっとびっくりして他の級も見てみましたが、多少の違いはあっても、ほとんど同じ傾向でした。


一番の問題は、その子のレベルに応じた練習をさせてもらえていないことだと感じました。
同じ級なら(同じ時間帯には1つの級では泳ぐコースは1つなので)、例えば今回初めてその級の練習を始めた子も、すでに何ヶ月もその級の練習をしている子も、同じ練習なのです。

コース数の都合で仮に同じ練習メニューしかできないとしても、その子に応じた「今日のレッスンで練習してもらいたいスキル」「気をつけるべきポイント」をきちんと与えて、それをフォローするのであれば、まだ良いと思います。
でも、先日見たレッスンでは、どの子にも同じことをさせているだけにしか見えませんでした。

平泳ぎ25mのクラスの練習を見ていると、皆、足の蹴りと手の掻きを別々に(キックで足が伸びきった後、けのびの状態をはさんで、腕のプルを開始するという感じ)やっているのです。
しかも、キックもカクカクッと3拍子くらいの遅さで皆やっていて、1回の蹴りでほとんど進んでいません。
確かに、前回の進級テストに合格して平泳ぎ25mの級に進級してきた子なら、そんなことでも良いのかもしれません。パーツごとの練習になってしまっていても仕方のないことかもしれません。
でも、皆がそういうわけではなく(仮に週1回のレッスンだとして----中には週2回通っている子もいるので少なく見積っての話です----)最低でも4回、多い子では12回なり16回なり(もしくはそれ以上)平泳ぎの練習をしてきているわけです。
それなのに、皆がカクカクッとした(まだ練習を始めて日が浅いのかと見間違うくらいの)泳ぎをしていて、コーチがそれを直しているふうもありませんでした。


二番目の問題は、練習ポイントの理解不足(そのスイミングでそれなりの期間コーチをしている以上、そんなことはないと思いたいですが)と思われる点でした。
上の方の級に「クロール50m」というクラスがあるのですが、その日そこのコーチは、時間内のほとんどずっと、スタート地点のそばで、その級の子達が壁を蹴ってスタートする際のけのび姿勢を直していました。

確かにそれはそれで意味のあることだとは思います。
でも「クロール50m」の級の進級の大きなポイントは、ターンがうまくできるかどうかなのです。(子供に渡される、その級ごとに「ここに気をつけよう」みたいないくつかのポイントが書かれている冊子があり、そこにも記載されている。)

翌週には進級テストがある。
その判定基準のポイントの一つにクイックターンがあることも解っているはずです。
さらには、すでに少し前に「クロール25m」に合格しているのですから、例えば(スタートして25mではなく)残り25mの泳ぎを修正するとか、他のポイントがいくつもあることも解っているはずです。

なのに、スタート地点の壁にずっともたれかかって、スタート時のけのび姿勢を修正するのみなんて・・・。


三番目の問題は、その級で気をつけるポイントを子供にうまく伝えられていないと思われることです。
特に小さい学年の子供が多い級では、気をつけるポイントを具体的に例示して伝える必要があると思います。
例えば、クロールで手の入水ポイントを前にするように教える際には「ひじを伸ばして腕の内側で耳をこするように・・・」とか、腕のフィニッシュを教える際に「手のひらで腿に触れるまで・・・」とか。

ところが教えているところを見ていると、実際に(コーチが)やって見せているだけのことがよくありました。
良い例と悪い例をそれぞれやって見せるのは良いと思います。でも、どの点が良いのか、どの点をどうやるのが「良いフォーム」なのかをうまく理解させないとダメなように思いました。
いくら、手取り足取りフォームを修正してあげても、ポイントや理想形がうまく伝わっていないと、なかなか身に付かないのでは?と思いました。
実際、あいに「レッスンでどんな点に気をつけるように教わったか」を聞いてみたのですが、要領を得ませんでした。
特に、ムキムキの、「大学生時代は水泳部でした」とか「中学から水泳で特待生で私立に行って、ジュニアオリンピックに出場しました」といったコーチに、そのような傾向があるように感じました。


まあいろいろ考えても、できればあいには4泳法をマスターするまではスイミングに通ってほしいですし、近くに他に良いスイミングが見当たらないこともあり、もう少し(スイミングには)文句も言わず、継続して通わせることになるのかもしれませんが。


ちょっと考えさせられた週末(と本日のあいの進級テスト結果)でした。