私は日本生まれ、日本育ち。
妻は北米出身で、私たちはいわゆる「国際結婚」をしています。
今は北米で暮らし、日々、文化や価値観の違いに気づかされながらも、家族として歩んでいます。

妻は大人になってから、ADHD(注意欠如・多動症)と不安障害があることがわかりました(診断済み)。
そのことをきっかけに、私は「支える側」として、さまざまな葛藤や戸惑いを経験してきました。
時には理解し合えず、時には孤独を感じ、それでも「家族であり続けたい」という思いでここまできました。

このブログシリーズは、そんな日々の中で私が感じたこと、学んだこと、そして少しずつ見えてきた“希望の輪郭”を、全10回に分けて綴る記録です。
同じように、心の疲れや迷いを抱えながらも、
それでも誰かを思って歩き続けている方に、
「あなたは一人じゃない」と伝えたくて書いています。自分自身にも言い聞かせながら。
毎日の、心の小さな灯りのようなブログになれば嬉しいです。



🌙第4話:それでも、支えてくれる人たち

――小さな優しさに救われる夜――



夜道を歩きながら、今日という日を反芻する。

上手くいかなかった会話、言い返せなかった言葉。

そんな小さな棘を抱えたまま、家路につく。


家に戻ると、犬が尻尾を振って迎えてくれる。

その無条件の笑顔に、少しだけ心が緩む。

けれど、リビングの空気は重く、言葉を選ばない一言で、

その温もりがあっという間にかき消されることもある。


そんな日々の中で、気づいたことがある。

自分を見失いそうな時、必ず誰かがそっと手を差し伸べてくれていた。


仕事仲間がかけてくれる「無理すんなよ」の一言。

友人が送ってくれる「今日もおつかれ」のメッセージ。

そして、こちらの事情をすべて話さなくても、

ただ「大変だったね」と言ってくれる人たち。


そういう人たちの存在が、

自分がこの場所でまだ踏ん張れる理由になっている。


妻との関係に悩み、心が揺れる毎日の中でも、

外の世界には、静かに支えてくれる人が確かにいる。

そのことを忘れずにいたい。


どんなに孤独に見える夜でも、

遠くで自分を想ってくれている人がいる。

その想いが、見えない灯のように、

また明日へと進む力をくれる。


次回、第5話では「心の距離と向き合う時間」をテーマに、

“本当の意味で寄り添うとは何か”を綴ります。