6:00 看護師さんの巡回 採 血
早過ぎ。ほとんど寝付けず。
7:40 血糖値測定 148mg/dL
許容範囲だけど決して低い値ではありません。
8:00 朝 食
メニューは、ホーレン草のおひたし、ゆで卵1個、トマト二切れ、玉ねぎとワカメのサラダ(おろし玉ねぎノンオイル減塩50%)、豆腐とキャベツの味噌汁、メロン、牛乳。
入院も4日目となると同部屋の方と仲良くなります。僕以外は3人の男性で皆さん歳上。お二人は高齢で80歳代と70歳代です。最初は苦労します。僕は、人見知りですがそんな事を言ってられません。気合いを入れて自分からおはようの挨拶から始めました。皆さんは入院機関は僕より長い様で、既に二、三週間だそうで、、、、そりゃ、看護師さんとも仲良く仕事なのか近所の世話焼き爺さんなのか、ここが入院患者病棟とは思えない、聞いてるこっちが赤面する様な会話が飛び出します。(あえて具体的表現は控えます。)
8:30 ラスボス登場
今日初めて婦長さんと面会。遅い夏休み明けだったのかな?きっと何か隠している能力がある筈。警戒を怠るな。
9:00 1回目の運動療法(お散歩)
この間アップした写真のビルの向こう側にある東シナ海に面した港湾の岸壁を一周するルートです。
実は、今年の梅雨が明けた頃でしたか?島の北部の集落に米国大手のクルーズ観光船を企画する会社により中国からの大型客船クルーズの寄港地として、桟橋、レストランやプール、遊歩道、日本庭園などを周辺に整備する大型リゾート開発計画が持ち上がりました。町長は経済的効果や島の雇用に貢献すると受け入れ賛成を表明し、集落では大騒ぎとなりました。
鹿児島から沖縄を結ぶ南西諸島の島々の美しい珊瑚礁の海は世界有数のウミガメの産卵場所となっています。最近、クルーズ船で日本に来る中国人の中には、そのまま不法滞在する輩もいるといいます。治安の問題や観光客によるトラブルが予想されます。
報道にはありませんでしたが、観光立国を目指す政府により地方創生とインバウンド効果のための予算を大型クルーズ船の寄港地として、港湾施設の整備費用に使う事が町長の頭にあったのは間違いないとおもいます。
何分、小さな集落が点在する離島では若者は高校卒業とともに島を出て行き、残るのは女性と子供、老人ばかりです。
中国人の富裕層に土地を買われ、この島が中国人専用のリゾート地と化すのだけはごめんです。町長以外は計画に反対しました。町民の理解がない中で計画の推進はできないとして早々に計画の撤回をした経緯がありました。
島の経済や雇用を良くしたいと考える町長の気持ちは十分すぎるほど理解できますが、一般常識もマナーもない単に金持ちで札束で頬を叩く様な中国人富裕層に安易に期待せず、東京、名古屋、大阪、福岡など大都市圏にもっと沖縄と一味違う奄美大島の魅力。文化や人、島の生活、美しい珊瑚礁、マングローブ原生林、島唄、手つかずの自然や島にしか生息しない世界的に見ても貴重な固有種の動植物など、町長のトップセールスで国内観光の需要を掘り起こして欲しいものです。
10:20 巡 回 体温 37.2 血圧148/98
やばい朝、薬飲むの忘れた?
11:00 血糖値測定 234mg/dL
まだまだ高い値。
12:00 昼 食
メニューは、糸蒟蒻のお吸物、ホーレン草おひたし、大根スライスサラダ(青じそドレッシングノンオイル減塩50%)、赤魚の天ぷら大根おろし、キーウイ二切れ。
14:20 地 震
同部屋のみんなの携帯やスマートフォンが緊急地震警報を知らせる。かなり緊張感を伴う音。一瞬時が止まる。数秒後に少し揺れたが大した事はなく。良かった。
14:30 看護師さんから「糖尿病と治療」のお話
15:30 薬剤師さんからの「薬」のお話
糖尿病に関するお勉強で、その種類について
▪️1型糖尿病
膵臓のインスリンを分泌する細胞(β細胞)が破壊され、インスリンが全く分泌されない症状で、インスリンが絶対的に不足しているので、積極的なインスリン治療が必要。
▪️2型糖尿病
膵臓の働きが鈍くなり、インスリン不足の状態。因みに日本人の糖尿病患者の95%はこの2型です。
▪️妊娠糖尿病
▪️その他
遺伝子異常、膵炎、内分泌疾患、ステロイド薬など。
す、す、ステ、ステロイド薬‼️
浅田真央さんがソチ五輪の後に、一時休養宣言をしましたが、個人的に引退間違いないと確信し、フィギュアスケートをブログの記事に書くことから遠ざかっていました。
まさかステロイド薬に反応するとは。フィギュアスケートファンならば知っている、、、そうです。2010バンクーバー冬季五輪のあの国のあの方の奇行、いきなりムキムキマッチョ。スケートファンの間ではステロイド薬を使ったドーピングが実しやかに語られた記憶が蘇ります。
講師を務めた薬剤師の女性の先生に思わず聞いてしまいました。
僕「ステロイド薬って、ドーピング検査の一丁目一番地ですよね。」
薬剤師「確かに。」
僕「糖尿病の症状とドーピングをした人の副作用は似てると言う事でいいんですか?」
薬剤師「あー。今まで考えても見なかったけど。言われてみると確かに、喉が渇きやすいとか、排尿回数が増えるとか、お腹がすく、体重減少など、、にてますね。」
僕「もしかして、現役引退したキ⚪️⚪️ナは、糖尿病を患っていたりして?ないかー。」
薬剤師「いえ、あるかも知れませんね。」
僕「えっ?」
薬剤師「えっ?」
多分、薬剤師さんもフィギュアスケートファンです。
16:30 頚動脈エコー検査
別段異常はありませんでしたが、口癖なのかエコー検査途中に独り言で「うん、うん。うん。ん?」のたまに言う「ん?」はやめて欲しい。
17:22 血糖値測定 161mg/dL
18:00 夕 食
メニューは、キャベツの千切りキュウリ、トマト(青じそドレッシングノンオイル減少50%)、もずく酢、お吸物、豚の軟骨と豆腐とごぼうの煮付け、りんご二切れ。
20:24 血糖値測定 252mg/dL
今日の勉強会で、当分の目標値を空腹時血糖値(140mg/dL)、食後二時間血糖値(170mg/dL)に設定。僕の場合は、薬を併用した目標設定です。
糖尿病を発症しても、初期段階で通常の血糖値が(200mg/dL前後)だと自覚症状はでません。そのため、発症した事に気付かず放ったらかしにすると3年で神経障害(症状→足のしびれ、身体の冷え、こむら返り、めまい、排尿障害、便秘・下痢、足の麻痺、足の壊疽、男性だと勃起障害)を引き起こします。5年経過すると、糖尿病網膜症。10年で腎症を患い、透析が必要な状態になります。
これは、あくまで大まかな経過症状で、当然、年齢や性別。食事の趣向や飲酒・喫煙によりその症状はまちまちです。
糖尿病と言う病は、手術や投薬治療で劇的に改善し全治できる病ではありません。膵臓のインスリン製造に一旦障害が生じると健康な人の分泌量に戻る事はないそうです。
ほぼ毎日の摂取カロリーを1600Kcalにし、食事療法で血糖値の上昇を少なくする。運動療法でコレステロールや中性脂肪のつきにくい身体にして、血糖を下げ、インスリンの働きを促す。
薬はあくまで、合併症を起こさないための補助的サポート役と割り切り、一生付き合う病です。病院の担当医が治すのでなく患者が担当医の意識が必要です。
明日は、外出許可をいただいたので着替えを取りに一旦帰宅します。あと、幾らの費用が必要なのか想像がつかないので1週間後の退院に向け、銀行に行ってきます。
それではおやすみなさいさい。また、明日。
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