この間の血液検査の結果がでました。結論から先に言えば、糖尿病でした。


血液検査項目の中の、膵臓関連のアミラーゼと糖尿病検査にみる血糖値とHbA1c(ヘモグロビンA1c)の数値はそれぞれ、

血清アミラーゼ(通常40〜125 U/L)が148で、血糖値(通常70〜109 mg/dL)が363で、HbA1c(通常4.6〜6.2%)が10.3%と高い値でした。アミラーゼに関しては、先生の話しによると、高い血糖値を正常に戻そうとして膵臓がインシュリンをせっせと作成しているからだそうで、血糖値はそのまま血液中のブドウ糖が多い事を示し、HbA1cの値は、ここ1〜2カ月に血液中に含まれるブドウ糖の割合を示した値なのだそうです。



HbA1cの解説

このヘモグロビン(Hb)は、血液中のブドウ糖と結合するという性質を持っているんです。そのブドウ糖と結合した物の一部分が、ヘモグロビンA1cと呼ばれています。血液検査の項目では、この部分に注目することが必要になってきます。

通常、赤血球の寿命は4ヶ月と言われていますが、その間に赤血球は血管の中をグルグル周っていきます。その時に、血液中の余分のブドウ糖と次々に結合していきます。血液の中に余分のブドウ糖があって、高血糖状態が長く続くとヘモグロビンとブドウ糖は、どんどん結合していきます。

正常な人であれば、HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています(※)。
一方、それ以上の数値ですと、高血糖状態が続いていた、ということになります。この数値が、8.0%(NGSP値8.4%)を超えた状態が長く続きますと、色々な合併症を起こすと言われていますので、多くの医療機関では、この数値を下げることに主眼がおかれています。

<引用元>

糖尿病とヘモグロビンA1c(HbA1c)値



併せて僕の場合、今回血圧もかなり高かったので検査と治療を兼ねて明日から、10日間ほど治療入院する事になりました。


投薬と食事療法をしながら経過検査をし、薬の量や種類を決める為です。何故、入院までするのかは、担当医師が言うには糖尿病で血圧が高いと血管がつまる事で引き起こされる合併症が怖いそうで

例えば、白内障で失明したり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなるとの説明でした。


ですが、単に血糖値や血圧を劇的に下げれば良い訳でなく、慎重に下げなければ脳への血流が下がり低血糖障害により、意識を失い死に至るのです。


実は、母親も生前に糖尿病を患っていました。お盆や正月にまとまって会社を休める時に離京し看病していた際、正月休みで帰京する予定を12月の初め母に電話した時に電話に出なかったので、田舎にいる親戚に様子を見に行ってもらったら、布団をかぶっていたそうで、「何時まで寝てるの」と起こそうとしたけど、意識がなくそのまま救急で運ばれました。結局、意識は戻らず人工呼吸器の管を、喉を切開し直接気道に入れたまま二カ月後に亡くなりました。


駆けつけた救急隊の話しを聞いた親戚によると、食卓テーブルに簡単な食事があったのですが、殆ど手をつけない状態で湯呑みと錠剤を飲んだ後と見られる銀のパッケージが残っていたそうです。食事をして血糖値の上昇を抑える薬を、食事をせずに薬を飲んだ事で脳が低血糖症状を起こし昏睡状態に陥ったものでした。


血糖値の高い糖尿病患者が、低血糖障害により命を落とすとは皮肉なものです。


今、思うと母は「血糖値を抑える薬はあくまで食後。食事を摂らずに薬を飲む場合はブドウ糖の飴を舐める。」と、生前看病していた時に僕の方を見ながら薬を服用していたのに、食事を摂らずに薬を飲めば低血糖障害になるリスクは、糖尿病患者なら分かっていたはず。食事を摂らず何故、薬を飲んだのか?それだけが今でも疑問でなりません。








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