韓国サムスンのタブレットPC、ドイツ裁判所がEU内での販売差し止め命令2011年 8月 10日 12:24 [ソウル/サンフランシスコ、ロイター]



 ドイツの裁判所は9日、米アップルによる韓国サムスン電子の特許侵害訴訟で、オランダ以外の欧州連合(EU)域内でサムスンの最新タブレットPC「Galaxy Tab 10.1」の販売を差し止めるよう命じた。

 スマートフォンやタブレット端末をめぐりアップルと訴訟合戦を繰り広げるサムスンにとって、2度目の大きな敗北となる。オーストラリアでは、同様の訴訟でタブレットPCの販売延期を余儀なくされている。 
 サムスンは10日、独裁判所の命令について「失望した」とコメント。

「差し止め申請について当社には何の連絡もなく、裁判所の命令も審問や当社からの証拠提示もないまま出された。当社の革新的な携帯通信機器を欧州および世界の顧客に届けることができるよう、必要なあらゆる措置を講じる」との声明を発表した。



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 サムスン側に対して、販売差し止め申請の審問も聴取もせずにApple側の言い分を認め販売差し止めの仮処分を決めたのですからドイツはApple側の言い分を全面的に認めている訳で、当然ながらサムスンの異議申し立てや控訴申請は可能ですが、逆転するのは難しいと予測できます。あくまでも、販売差し止めの仮処分が決定しただけで裁決が下されるまで結果はわかりませんが、少なくとも判決が下るまでヨーロッパとオーストラリアでは、Galaxy Tab 10.1の販売が出来ない事に変わりはありません。今回は新商品の販売差し止めですが、既に販売している他の商品についてもApple側が同じ対応をとるのか注目されます。


 ドコモはこの結果を受けてどうするでしょうか。海外で特許侵害により販売差し止めが仮処分とは言え決定した商品を日本国内で販売できるか不透明ですよね。既に販売した顧客から商品の返品があった場合、回収をして他の機種への変更に無料で応じなくてはならなくなると思うのですが、日本国内で判決で出ないから当分は扱うとしたら企業姿勢が問われる事になりますよね。


 サムスンは、日本と韓国でAppleに対して逆提訴しています。このオーストラリアとドイツでの判例がどう影響するかは当然、Appleの言い分が認められる事が法治国家の日本では濃厚ですが韓国国内ではどうでしょうか。自国の利益のためなら有利な法律を作り日本の国会議員をテロリスト扱いし入国拒否する国ならサムスン側が特許侵害訴訟でAppleに勝つかも知れませんね。


 世界的大企業の模倣品で、特許侵害している商品が日本国内で販売される事が果たして常識的に許されるんでしょうか。

そうなれば日本市場が信用を失う事に成りかねませんし、何より日本企業の技術を他の企業が盗み放題、食べ放題となりますから、日本国内では将来的にサムスンのGalaxyタブレットは販売停止になると思っておいた方がいいかもですね。


 スマートフォンに買い替えも考えていますがもう少し見極めてからの方が良さそうですね。




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