息子は小さい時から、
何かに没頭すると、
友達がいることも、
ご飯食べることも、
寝なくてはいけないことも、
すべて忘れて、
今目の前にあることに
集中する。
娘は、
友達がいると
友達と一生懸命遊ぶ。
ご飯も食べたい時に、
ちゃんと食べる。
寝たければねる。
育て易いのは
断然娘だった。
娘はどこに行っても
みんなの人気者。
喧嘩もしたことないし、
協調性もあって、
みんなに合わせることが
無理なくできた。
でも、
この見方が180度変わる出来事が起きた。
アメリカに
幼稚園の娘と小学1年の息子と
暮らすことになった。
一番に人気者になったのは、
実は息子の方だった。
息子がやり出すことが
アメリカに住んでる子どもたちには
すべて新鮮で、
みんな息子の後ろをゾロゾロついていって、
次に何を始めるのか観察していた。
折り紙を折ったり、
数字の勉強では、
割り箸を軸に紙をトイレットペーパー
のように巻きつけて、
数字を書き込んでいったり。
わからないことは片言でも
その場で先生に聞く。
軽く100キロは超えていると思われる先生に
初めて会ったときに
彼が話した最初の英語は、
「boy?」
だった。
先生は、ビックリした顔をして、
「No! girl!」
と答えた。
どんな疑問もその場で
必ず解決しようとする。
わからないことでも、
ニコニコ笑ってうなづいて
わかったフリなんて絶対しない。
それが一番大事な
コミュニケーションの秘訣で、
それを元からできる息子は、
アメリカでは強かった。
アメリカでは、
みんな人種も違うし、
母国語も違うし、
障害のある子も補助の人と
普通に授業を受けていたし
国語の得意な子は
その子が主役の授業になるし、
数学の得意な子は、
その子が先生になる時もある。
みんな違うってことが当たり前で、
息子は断トツで
みんなと違うので
たちまち人気者になった。
娘は、
幼稚園で言葉も通じないし、
自己主張しないので、
誰にも声をかけられず、
孤独になっていった。
日本で人気あるってことって
何だったんだろう。
他の国に行くと、
全く違うことが起きてしまう。
私はいつの間にか
育てにくい息子より
娘の方が協調性あるし、
友達も多いし、
娘への評価を自分の中で
高くしていたことを
反省した。
「個性を認める」って、
日本では、いい言葉として
存在してるけど、
実際にそれを実行して
認めるってことが、
難しいんだな。
日本にいると
また忘れてしまう。
自分らしく生きるって、
簡単そうで難しい。
でも、息子みたいに
周りを気にせず、
自分の心に正直に生きていきたい。