私の通っているbody&soulクリニックは、7月から医生が火曜日と土曜日の週2回になったということで、今後は隔週火曜日に通うことになりそうです。

 

私の使っている海外旅行保険は交通費も支給対象としてくれるため、2キロ前後の距離(ワンメーター)ですが、ありがたいことにタクシーで通院させてもらっています。

 

この2週間は、身体的な不調をあまり感じることなく過ごすことが出来たように思います。

まだ生理も来ていないので、特段の報告もなく、指の第一関節痛については「まだ痛い」と話し、他については良くなってきていると医生に報告。

■報告事項

・前回の通院翌日にめまいの症状はなくなった。それ以来めまい無し。

・今回は生理がまだ来ていない。そろそろだが、来る兆候も今のところないと報告。

・尿の色がは薄い黄色に変わって、違和感がなくなった。

 

■変わらない点

・指先関節が痛い

・便は相変わらず軟便気味

 

■舌診

・淡白舌・・・血虚で陽気不足の状態を示す

・歯痕舌・・・舌体が大きくなり、その辺縁に歯形の痕がついている状態。脾虚と水湿停滞の現れ。

 

■脈診

・医生は3か所の脈を診るのだけど、だいぶ強くなってきたけどまだ1か所が弱いとのこと。

 

■治療

・前回の鍼治療が効いているのかなぁ~ということで、前回と同じく右手に2か所鍼治療。

・両足の甲に各1箇所ずつ鍼治療(5分くらい)

 

■処方

身体の調子が良いと話したので、漢方は現状維持の内容で続行。

夏休みは日本に一時帰国(3週間)するので、薬が足りなくなるが、飲まなかったらどうなるのかを確認しようということで、あえて2週間分のみ処方するとのこと。

 

①黄芪(おうぎ)5回目の処方→消化器系の不調、むくみに用いる。

②当归(とうき)5回目→血の働きを調和する作用があり、貧血、月経不順、腹痛などに用いる。

③白术(びゃくじゅつ)5回目→脾を補い、気の働きを強める。また、利尿作用により余分な湿を体外に排出する。

④盐杜仲5回目

⑤陈皮(ちんぴ)4回目→胃腸の働きを改善する

⑥白芍(びゃくしゃく)4回目→脾胃の不調を改善し、たまった湿を乾燥させる。補血を補助する。

⑦茯苓(ぶくりょう)4回目→下痢、嘔吐、むくみなどに適用

⑧桂枝(けいし)4回目→脾陽気の流れを改善し、痰湿を尿から排出させる、経絡を温める効果もある→軽い皮膚疾患向け

⑨姜厚朴(きょうこうぼく)3回目

⑩炙甘草(しゃかんぞう)3回目→腹部の痙攣屋痛みを抑えるのに用いる。脾を補って、気を増加させる。生薬同士の作用を緩和させる。

⑪醋五味子3回目

⑫党参3回目

⑬钩藤2回目

 

 

今日、上海のローカルニュースを見ていて、お!これはすごいなぁと思ったシステム(APP)があったので紹介します。

 

日本でもここ数年は診察予約はネットでできるようになってきましたが、具合の悪い時の病院は本当に長いものです。

 

上海では、オンライン上で診察予約や支払いができるサイトができたらしいのです。

そのサイトでは、電話番号を登録することで、受診を希望する病院や医師の検索、診察予約ができ、さらに診察後の支払いも、サイト上から「支付宝(アリペイ)」や「微信支付(ウェイシン)」に対応するということ。

 

このサイトを使うことで、病院での整理番号発券はもちろん、窓口での支払いが不要になるということだから、すごいなぁと思いました。

 

とはいえ、我々海外駐在員は、海外旅行傷害保険のおかげで、基本キャッシュレスで受診させてもらえているので、上海のこのアプリを使うことはないのですが、日本でもぜひこうしたサービスを提供してくれるといいなぁと思う。日本の場合は、まだフィンテックが遅れているので、なかなかこうしたサービスまで行きつかないんですよね。

 

日本で見る中国関連のニュースって、大気汚染とか人が挟まっとか穴に落ちたってニュースしか流さないけど、こうした先進的な優れた部分の話ももっとしていけばいいのに。そうすれば、新たなイマジネーション:日本の技術革新にもプラスの効果が出るんじゃないかなぁ?

上海2年目のRENです。

 

去年に比べて、今年は全然上海で雨が降っていないような気がする。

上海はいつ梅雨入りして、もう終わったのはてなマークと疑問に思っていたところ、梅雨明け情報を目にしたのでさっそく来年の備忘録としたい。

 

2018年は6月19日(火)に梅雨入りし、7月8日(日)に梅雨明けしたとのこと。例年より4日間短い19日間というけれど、累計降水量は100~190ミリで、例年の243ミリと比べると、いかに降っていないかが分かる目

 

上海に来る前、夫に「海は大雨になると水が排水溝から溢れるから、日本で長靴を買ってくるように」と言われ、買ってきたけれどなかなか使う機会がないまま今年も梅雨が明けたのであったウシシ

2週間ぶりに中医クリニックに行ってきました。

今日は3回目ということで30分で問診と治療。

 

■報告事項

・昨日から今日にかけて、くらくらとめまいがある。光が目に入ってきてふらっとする感じと話す。

・今回は生理が24日周期。

・うっぷうっぷと膨満感によるゲップを感じることなく生活できている

・ガスがたまっていて、おならが出そうな感じがなくなった

・尿の色が濃い黄色から透明もしくは薄い黄色に変わった

・時間になったらご飯を食べたいと思うようになった(食欲不振の改善)

 

■変わらない点

・指先関節が痛い

・便は相変わらず軟便気味

 

■診察と治療

指の痛みに効くツボとして、右腕2か所に鍼治療。

右足、左足の甲に視神経(めまい)に効くツボがあるということで2か所に鍼治療。

 

■処方

新たな処方を14日分(13種類)頂きました。

12種類は変わらず、1種類が再度処方、1種類が新たに変わりました。

①黄芪(おうぎ)3回目の処方→消化器系の不調、むくみに用いる。

②当归(とうき)3回目→血の働きを調和する作用があり、貧血、月経不順、腹痛などに用いる。

③白术(びゃくじゅつ)3回目→脾を補い、気の働きを強める。また、利尿作用により余分な湿を体外に排出する。

④盐杜仲3回目

⑤陈皮(ちんぴ)2回目→胃腸の働きを改善する

⑥白芍(びゃくしゃく)2回目→脾胃の不調を改善し、たまった湿を乾燥させる。補血を補助する。

⑦茯苓(ぶくりょう)2回目→下痢、嘔吐、むくみなどに適用

⑧桂枝(けいし)2回目→脾陽気の流れを改善し、痰湿を尿から排出させる、経絡を温める効果もある→軽い皮膚疾患向け

⑨姜厚朴(きょうこうぼく)

⑩炙甘草(しゃかんぞう)→腹部の痙攣屋痛みを抑えるのに用いる。脾を補って、気を増加させる。生薬同士の作用を緩和させる。

⑪醋五味子

⑫党参

⑬钩藤

升麻

 

漢方薬もだいぶ固定されてきた感じ。

私の場合、脾(消化器系)に効果のある漢方と、補血作用のある漢方が使われています。

「病気」とは診断されないけれど、「なんとなく不調」にどう向き合ったらいいかを探るために、2017年から上海で中医学を勉強しています。 

今日のテーマは「目のかすみ」。

 

 目のかすみを感じるようになってきたら「肝」の働きが悪くなっている可能性があります。

 

 「肝」とは、

 

 ①気の流れを調節して、臓腑、経絡、精神活動などをのびやかにする。 

 肝気が鬱結するとひきつった痛みが出たり、胃腸の動きが悪くなる。浮腫み、不眠、頭痛など 

②血液を貯蔵し、血液量を調節する。

  月経量が減少したり、月経過多などコントロールが効かなくなる 

③筋を主る

  筋肉が痙攣したり、運動障害、手足の震えなど

④目に開竅する。

  目がかすむ、目の乾燥感or異物感、視力減退、目の充血など 

⑤肝の華は爪

 爪が変形したり、割れやすくなったりする 

⑥涙は肝液 

 涙の分泌が減少して乾燥感や異物感になる。目やに、風が当たると涙が出るなど 

⑦肝気は怒りに関連する

  肝の陰血不足で怒りっぽくなる。

「病気」とは診断されないけれど、「なんとなく不調」にどう向き合ったらいいかを探るために、2017年から上海で中医学を勉強しています。

今日のテーマは「食欲不振」。

 

人間の3大欲は「食欲」「性欲」「睡眠欲」などと言われますが、この食欲が落ちてきたとき、身体の中はどんな状態なんでしょうかね。

 

【主訴】食欲不振←脾胃or肝

【経過】最近めっきり「お腹が空いたから食べたい」と思わなくなってきた。朝昼晩の時間になったから食べるといった感じ・・・。

【誘因】夕飯を食べすぎた翌日の朝食や外食後の次の時間の食事の時は特にその傾向が強い

【随伴症状】

・膨満感←脾虚

・下痢(軟便)←脾陽虚

・げっぷ←脾気虚

・冷え性←脾陽虚

【舌診】

・舌質=淡白←気虚

・舌苔=薄白←寒症(胃腸の状態が悪い)

・歯痕舌←脾虚と水湿停滞の現れ

【弁証】脾陽虚

 

脾は飲食物を消化、吸収し、人体の栄養分である水穀精微を生成、全身に運搬する運化作用を持っている。

 

脾に不調が生じると、消化吸収に異常が生じ、食欲不振や腹痛、食欲低下といった状態になる。

また、水穀精微を材料とする、気・血を生成できなくなった結果、津液の運行にも停滞が生じる。

 

血を推動させる血の運行も停滞し、全身を滋養できなくなるため、臓腑や経絡といった器官には様々な病変が生じる。

 

例えば、脾の気が不足すると脾気虚となる。その症状として、全身の倦怠感や手足のだるさといった気虚の病態の他、腹の不快感、慢性下痢、げっぷ、食欲不振など胃腸に関する不調が生じる。

 

脾陽虚は、脾気虚の病態がさらに進行した状態。気虚の症状に加え、消化吸収する運化作用が不調となり、腹部の冷え、下痢などの症状も加わる。

 

津液の運化低下は、津液の停滞である痰湿やむくみといった内湿症状を引き起こす。痰が肺に移動すると喘息や咳嗽などの症状を生じさせる。

 

脾気の不足は、関係臓腑である胃にも影響を及ぼし、腹痛、膨満感、口臭といった異常も起こる。

 

脾気虚には、温性のあるカボチャ、ネギなどを摂取すると効果があるだろう。

 

 

2013年頃から中国国内で爆発的にシェアを伸ばした「配車アプリ」

スマホで予約をすれば、近くを走っている車両がすぐに駆けつけてくれるので、

私も上海市内でとても便利に使わさせてもらっていますドキドキ

 

上海のタクシードライバーは、上海戸籍を持つ人だけしかなれないのに対し、

こういった配車アプリは戸籍や年齢関係なく、自分の車で営業できるとあって、瞬く間に人気職業となったという。

特に新エネルギー車購入時に、ナンバープレートを無料とする政策が施行されたことをきっかけに、同車を購入しドライバーを始める人が続出しているという。

 

なんせ中国では、深刻な大気汚染対策の一つとして、車のナンバーを取得するために取得料がかかるらしいのです。

その金額を聞いて驚きました。

(参考)上海市では10万元≒170万円くらい、浙江省では3万円≒51万円くらい

 

上海では、メルセデスベンツ マイバッハ、ポルシェ、フェラーリ、マセラティなどの日本ではなかなかお目にかからない超高級車を毎日普通に見ることができます。

これらの車、車両本体価格だけでも高額なのだから、上海市内で車を保有するということはとんでもないお金持ちなんだなぁ~と改めて思うびっくり

 

で、配車アプリの話に戻すと、そんな運転手さんの平均月収は7000元くらいとのこと。

2015年頃が市場ピークで、臨時ボーナスなども多くあったらしく2万元を超えることもあったようですが、今は競合アプリも増えたことから平均月収は1万元前後という。驚いたのは配車アプリのドライバーは、多くが大卒の高学歴者らしい。

 

中国で月収1万元といったら、サラリーマンであれば優秀な社員レベルの給与と聞いている。

給与水準からすると、大卒の優秀な人材がつく職業と認知されているということなのだろうか?

 

まだまだ分からないことだらけの中国。

知ったことを適宜覚書として記していきたい。

 

 

 

 

 

「病気」とは診断されないけれど、「なんとなく不調」にどう向き合ったらいいかを探るために、2017年から上海で中医学を勉強しています。

今日のテーマは「不眠症」。

私も最近加齢の影響か(?)夜中に目を覚ますことが多くなりましたダウン

 

【主訴】夜中に目が覚める(中途覚醒)←睡眠は「心」の神明を主る機能による影響

【経過】ここ1年くらい、夜中に目を覚ますことが多くなった

【随伴症状】

・疲れやすい←気虚

・日中の眠気←心脾両虚

・疲れ目←肝血虚(目のかすみ、乾燥、異物感、しょぼしょぼする)

【舌診】

・舌質=紫暗←瘀血

・舌苔=少ない←水分/陰/津液が不足している状態(陰虚)

・歯痕舌←脾虚と水湿停滞の現れ

【弁証】心気陰不足

 

「心」は血脈(血液)を主る、そして神明(精神)を主ると言われます。人の表情、感情(イライラや怒りっぽさ)、睡眠、記憶、思惟(物の考え方)、言語、目つきなどは「心」によってコントロールされているので、睡眠障害は「心」が影響していると考えられます。

 

不眠には主に2種類ある。

①寝つきが悪い、眠りが浅く、朝早く目覚める=心を養う血が不足したことが原因で、心火の炎上により夜も興奮状態となっている。

②途中に目覚める途中覚醒=肝血が不足し、肝機能が低下し、肝血虚は心血虚につながるため心身に影響が出てくる

 

疲れやすさは、身体のパワーダウン=気虚と診断される。

 

肝の主な働きは「蔵血作用」「疏泄作用」

蔵血作用…血の貯蔵と血流量調節という2つの作用がある。

 

夜、横になると多量の血が肝に還流、貯蔵し、心身が安寧となると眠くなる。

昼、活動を始めると肝の血を四肢に分配する。

 

この作用が変動すると、頭痛やめまい、耳鳴りが生じ、血が下がったままになると、各部で血虚、顔面蒼白や難聴、月経異常などが生じる。

肝は、筋や爪へ血を配分し、滋養することで、運動を維持する。

肝血不足により筋が栄養不足になると、運動機能の低下、手足のしびれ、痙攣の他、筋の延長と考えられている爪の変形もみられる。

 

肝と目は経絡でつながっているため、肝の不調は目に出やすいとされている。疲れ目やかすみ目を引き起こす。

 

肝の不調が生じた場合、ストレスを避け、ゆったりと過ごすことが肝の不調を回復させる養生となる。

 

今日はちょうど夏至なので、陰陽学説について考えてみた

古代中国哲学の一つに陰陽五行学説というものがある。

古代中国人が生活の中で自然現象の長期的観察を通じて導き出したものだという。

これがなかな興味深い内容なので、ご紹介したい。

 

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中医学では、人と宇宙(自然)を、統一されたものと考える。

その統一体の中には陰と陽という2つの概念があり、両者が対立したり、制約したりしながら存在している。

上と下、表と裏、昼と夜、夏と冬、寒と熱(暑)、明と暗などである。

 

また、1日の昼と夜の変化や、1年の四季の移り変わりから分かるように、自然界の陰と陽は互いにバランスを取りながら変化している。

1日の場合は、真昼には陽が極まり、真夜中になると陰が極まる。

そして夜明けが近づくにつれて陰が弱まり、再び陽の勢いが強くなっていく。

 

四季で考えると、夏至に陽が極まり、冬至には陰が極まる。

 

このように、陰と陽が最高点に達すると、それぞれ相対とする陽と陰が転換していく。

 

陰が弱まり陽が強くなる間を陰消陽長、陽が弱まり陰が強くなる間を陽消陰長という。

陰陽の関係は人体にも深く関係している。

 

人が健康な時、体内における陰と陽のバランスはうまく保たれている。

しかし、陰陽どちらかが強くなったり(偏盛)、逆に弱くなったり(偏衰)すると陰陽バランスが崩れ、健康が損なわれる。

例えば、陽盛や陰衰(陰虚)の時には身体が冷え、その状態が続くと病気になりやすい。

 

人は本来、陰と陽のバランスを自然に回復する機能が備わっている。

夏には身体内部の陽が強くなりすぎないように発汗し、冬んは汗せんを閉じて陽が弱まらないように調整している。

また、陰陽のバランスが崩れて身体の調子が悪くなっても、偏盛の場合には多すぎる陰や陽を減らし、偏衰の場合には減った陰陽を増やすなどして、健康体を維持している。

 

しかし、偏盛や偏衰が間に合わない場合は、鍼灸や漢方による治療を必要とする。

 

【事物の陰陽属性】

:天、昼、春・夏、男、熱、軽、明、上昇、外向、明らかな運動

:地、夜、秋・冬、女、寒、重、暗、下降、内向、相対的な静止

 

【人体の部位、組織構造などの陰陽属性】

:体表、胸、背、四肢、上半身、皮毛、六腑、気、衛、、陽経、興奮

:体内、腹、胸、躯幹、下半身、筋骨、五臓、血、営、陰経、抑制

 

【病証の陰陽属性】

:表証、実証、熱証

:裏証、虚証、寒証

 

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私の場合、陽虚と言われている。

つまり陽が正常より足りない状態。

 

だから、漢方を飲んで、昨日からお灸もやってみたりしている。

 

「病気」とは診断されないけれど、「なんとなく不調」にどう向き合ったらいいかを探るために、2017年から上海で中医学を勉強しています。

今日のテーマは「冷え性」。

私も20歳前後から、かれこれ20年超「冷え性」で悩まされている。

 

【主訴】冷え性←陽虚(体の中で陽が足りていない状態)

【経過】大学受験予備校で強烈な冷房の中毎日勉強。大学生になり、強烈な冷房の中電車に乗って通学。大学の教室は強烈な冷房でかじかみながら授業を受けていた。→それ以来、ずっと冷え性。

 →「冷」の偏盛による陽虚

【誘因】冷房の効いた部屋にずっといると足首が冷えてくる。

    寒いのを我慢しているとくしゃみが出て、それでも我慢していると鼻水が出てきて止まらなくなる。

【随伴症状】

・花粉症←肺気虚

・軟便←脾気虚

・疲れやすい←気虚

・食欲不振←脾胃虚

・膨満感←脾虚

【舌診】

・舌質=淡白←気虚

・舌苔=薄白←寒症(胃腸の状態が悪い)

・歯痕舌←脾虚と水湿停滞の現れ

 

 

中医では陰陽学説というものがある。

陰と陽のバランスが保たれている状態が望ましい状態。

 

そして「冷え性」は陽が不足している状態。

本来あるべき陽の量が不足していている、これが「冷え性」

 

何故女性に冷え性が多いのか?

そもそも陰陽属性で、すでに男性は陽に属し、女性は陰に属すとされている。ちなみに子供は純陽の体と表現される。

女の子は、子供の頃は陽であっても、成長とともに陰に傾いていく…というのが女性の体の一つの特徴ということなのでしょうか。

 

実際のところ、ダイエットなどの食生活や服装、生理などが影響している模様。

 

「陽気」不足で、気の温煦作用が足りないから体温が上げられない。

→血行不良

→身体全体のエネルギー不足で気虚(疲れやすい)

→脾胃気虚(食欲不振・下痢・軟便)

 脾は胃は消化と吸収をいう生理活動を果たしているため、相互で関連しあっている。

 消化不良、食後の満腹、泥状or水様便は脾の病変

 脾気虚弱は宗気の生成に影響し、肺気不足を引き起こす可能性がある。

→肺気虚(花粉症、くしゃみ、鼻水)

 脾(土/母)気虚だから、肺(金/子)も気虚になりやすい。←培土成金法(脾気を補うことで、肺気を補う治療法)