先日、生徒さんから

「旦那さんが濃い味でないと物足りないと言われる」

って相談されました。


とりあえず、

出汁や酢を利かせて

メリハリを…とお話したのですが。



ずっとわだかまってまして。




もちろん、住んでるところに寄っても

お料理につかう調味料に違いがあります。

それは食文化だし、尊重したいところ。


でも、やっぱり家族の健康を考えると

あんまり濃い味のものばかり、

また、化学調味料の入った既製品の調味料に

頼るのはいかがなものかと。



たとえば、おだし。


一度だけでも、

ちゃんと、

おかかとおこぶで取った一番だしを

お子さんに一度でも飲ませてあげてください。

香り、うまみの違いはお子さんのうちに

体験させないと味覚がプアになります。

化学調味料のうまみのべたべた残る感じは

飲み比べて良くわかると思います。




たとえば、マヨネーズ。


QPの物と、

自分で作ったもの食べ比べたことありますか?

それ以前に、

あれを何でもつけることで

舌に油の膜ができてしまい、

なんでもマイルドに感じてしまうので

どうしても濃い味を欲するようになります。




たとえば、お塩。


いわゆる昔の専売公社で売っていた

純粋なNaclのものと、

昔ながらの塩田の塩では

ミネラルの含有量が違い、

柔らかな塩味、複雑なうまみ、

そして、人間に必要なミネラル分をとれるという

両方のメリットがあります。



たとえば、コンソメ。


飛行機で良く出るあんな味が

コンソメだと思ってる方が多いですが、

本当に取ったコンソメのすっきり美味しいこと。





化学調味料は

まだここ30年の歴史があるかないかで

何代もの人間を経てどういう影響が出るかは

未知数です。



なにより

まずは食品の成分表示をみて

できるだけシンプルなものを選んでください。

まずはそこから。



そして、

徐々にちゃんとしたものを手にとって

いただけたらと思います。


最近、コンソメのCMで

ポトフをカレーにリメイク!っていうのをやっているとか。

(テレビをあんまり見ないもんで…(/_;))

どう考えても、

ポトフに、カレーのルーいれたら

味濃すぎでしょう!?って思わないんだろうか?

そういう感覚こそ大事だと思います。

薄めたらまた増えちゃって

何時までも食べ終わらなそうwwww





来年から、

一緒に私の作ったランチを食べながら

そんな授業を出来たらと思いはじめました。。


お子様をこれから産み育てる世代の方に

是非でていただけたら、

お料理がなにより好きになってもらえたらいいな、

なんて思ってます。