今年の、
イギリスの母の日
Mothering Sundayは、
4月3日です。
日本のように、5月ではありません。
しかも、
毎年、日が変わります。
なぜなら、移動祝祭日である
イースター(復活祭)に伴って決まるためです。
まず、イースターの決め方は…
(1) まず、春分の日を起点とし、そこから最初の満月を探します。
(2) その満月の後の、最初の日曜日がイースター☆
今年は、一番遅い日に近くて、
4月24日です。
イースターが遅い年は、春が来るのも遅いと
言われています。
ちなみに、 復活祭の前40日間を四旬節といいます。
これはキリストが荒野で断食をした
40日間になぞらえたもので、
この間は肉食を絶ちます。
この、四旬節が始まる日を
「灰の水曜日Ash Wednesday」といい、
その前日が、Shrove Tuesday
又の名を「パンケーキデー」といって
卵や、牛乳を使いきるために行っているものです。
(前回のHomelyのティールームで出しましたw)
他の国では、謝肉祭(カーニバル)などが行われます。
リオのカーニバルとかも
この一つです。
BBCのサイトはこちら→☆
次に母の日は…
「Mothering Sunday(マザーリング サンデー)」
四旬節の4回目の日曜日です。
起源は17世紀頃からで、
当時、働きにでていた人たちが
この年に1度のMothering Sundayの日だけはお休みして
里帰りができる日だったのが
始まりだそうです。
BBCのサイトはこちら→☆
日本のお盆みたいな感じでしょうか。
又、その時、
「こんなケーキも焼けるようになった!」と
お母さんに持ち帰ったのが、
このシムネルケーキです。
フルーツケーキの上に
マジパンで卵を模した飾りを乗せます。
この卵の数は、
キリストの使徒12人とも、
12人-1人(ユダ)=11人とも
言われていて
イースターになると、
春の象徴である
大輪の黄色のラッパ水仙が
どこからともなく咲きだして
なんとも華やかですよ☆
この頃から、
ナショナルトラストの
お庭の公開などもはじまります☆
ご旅行されるにも
良い季節かもしれませんね。