2022/06/04 | かあこの日々雑記

かあこの日々雑記

とりとめなく思いつきで独り言を少々。
基本的にまったり生きてます。
ときどきドカドカ太鼓を打ったりしています。
純正おっちょこちょいなもので、泣いたり笑ったり怒ったり取り乱したり。そんな日々のひとりごと。

http://youtu.be/DE1AB941oB8

お久しぶりです。


色々書きたいことがあったのたけど、皆さん俳優さんなので、写真の掲載を許可いただいたりしているうちに、自分の人生の節目がやってきたりしてバタバタしておりました。


放映が終わったので、やっとこ色々書くことができるのは、やっぱりこのNHKのドラマのお手伝いについてです。

私は伊丹監督の映画が大好きで、そりゃもうマルサの女に関しては、髪型を真似するほど好きだったので、生で宮本信子さんにお会いできた時には天にも昇る気持ちでした。

が、それもほんの一瞬の出来事で、寒さに唇が青くなっているハルさん(宮本信子さん)にはとてもとても話しかけられませんでした。


そもそもこのお話をいただいた時には、どんなお仕事になるのか見当もつかず(そりゃそーだ)

ただ、ワシが頑張れることは既存の太鼓の曲に手を加えて仕上げを考えることと、俳優さんたちと現地の高校生に太鼓を教えることしかないので、それを頑張ればいいのだと思っていました。


最初の仕事は、まだまだ未曾有の大雪に翻弄され中の2月に2日日間かけて俳優さんに太鼓の基本的なことを教える、、、はずでした。


まずは、バチの持ち方から始めて、音を出すところまでいったところで、俳優さんたちは普段どんなトレーニングをしてるか知りませんが、ものすごい勢いで習得されてゆきました。Σ(゚Д゚ノ)ノ‼


こちらがびっくりするくらい、楽しそうにストイックに取り組む姿は、今まで教えたことのあるどんな集団より熱い闘志がみなぎっていました。

これなら2日目には曲を落とせるかなーなんて、その時は思っていたのです。

が!

練習も半ばにさしかかり、助監督さんから衝撃の周知が!

天候が荒れそうなので、1日早くフェリーに乗らなくてはならなくなったと!

そうです。

みんなこの後、天売島にわたり現地での撮影が始まるのでした。


玲香さんが手伝ってくれるのは札幌での練習だけ、天売島へは行きません。

と、いうことは今日1日で出来るだけ曲を進めなければ!


と、言うわけでスパルタというか雑な感じで大至急曲を教えたのでした。

の、割に楽しそう😆

ちなみにこの練習場は、いつもお世話になっている新琴似太鼓の荒川さんの道場です。

だいぶご無理を言ったのに、快く貸していただきました。

ありがとございます!


そしてその後、私は彼らと一緒に天売島に渡りました。


フェリーに乗る前に、フェリーターミナルのある羽幌でも、オロロン太鼓さんの道場で練習をしました。

オロロン太鼓の岩崎さんには、豊太鼓でも、札幌打団でも演奏に呼んでいただき、とてもお世話になっています。

普段、天売高校の太鼓は岩崎さんが教えに行っているのだそうです。


ワシは北海道に住んで長いけど、離島へは行ったことがなかったので、とてもワクワクしていたのですが、実は船酔いしました😭

しょっちゅう青森へ行き来してフェリーには乗り慣れているし、大洗まで乗った時くらいしか船酔いをした事はなかったのに、天売島への短い時間でちょっと酔ってしまいました。

独特な変な揺れでした。

次に行く時は絶対船酔いの薬を飲もうっと。


現地では、撮影の合間を縫って、やれそうだったら太鼓の指導を、と言われていたのですが、なにしろ天売島は小さく、太鼓の音が島中に響くので事前に太鼓を打ちますよとお知らせをしておかないといけないらしく、いつでもとはいかないのでした。

そしてワシは足が悪くて、特に冬はすぐに痛くなって続けて5分くらいしか歩けないので、お迎えに来てもらえる時しか宿から出ませんでした。

毎日窓から港を見ていましたが、天候が悪くて一度も船が漁に出てなかったです。

船についてる旗が千切れそうにはためいてるのと、すごい数のカモメを眺めて暮らしました。


それでもなんとか数回、現地の高校生と、撮影の合間の打てる人だけで練習ができました。

全員揃ってはほんの数回でしたが、ワシの知らないところでずっと練習していたらしく、会うたびに上達していました。

衣装さんやスタッフさんが教えてくれたのですが、移動のロケバスの中や、宿でもパタパタと練習していたそうです。

ドラマの中では1週間の練習で動画を撮る!という設定でしたので、あまり上手でも困ると言われたくらいでした。


最後の本番の演奏は、数回しか教えていないとは思えない出来でした。

なんと一回でOKがもらえました。

放送では、それぞれの生活のシーンが流れていたので太鼓はあまり映りませんでしたが、最初から最後まで、程よい緊張感があってとても良かったです。

心から誇らしく思いました。

天売島から帰る日に、太鼓チームと演出家さんで記念写真を撮りました。

1人足りないのは現地の高校生くんですが、ドラマにも余り映りたくないと終始言っていたのです。

でも彼は卒業したら島に残って漁師をやると言っていました。

また会いに行きたいです。

それにしても、こんなツルツルパキパキに凍った2月に10月のシーンも撮ってしまうとは。

初めてのドラマ撮影だったけど、色々びっくりすることばかりでした( ●≧艸≦) 




太鼓が終わって、もうお別れだと思ったら涙が🥲

みんな本当に良い子ばかりで、これからもずっとずっと応援していこうと思います。


はやてくんは本当の高校生だったので、天売島にいる間に卒業式があって、参加できませんでした。

なんて気の毒なと思ったけど、撮影現場のみんなにサプライズで祝ってもらってとっても嬉しそうでした。


で、実は札幌に戻ってから、ドラマに出てきたアルバムに貼ってある写真の撮影もあったのです。


ワシの仕事は男子高校生3人と太鼓の調達だったけど、連太郎さんにまた会えました。

彼は舞台で活躍中なので、絶対東京まで観に行こうと思います。

さてさて、本番の映像はライブビューイングでみなさんとNHK札幌で観ました。

くるみちゃんと、きほちゃんは来るのがわかってたけど、なんとたいがくんまで登場して、とっても楽しかったです。

たいがくんはドラマの中ではメガネの鳥オタクだったのですが、この時には金髪アイドルに戻ってました。

とてもとても楽しかったので、また絶対みんなに会いたいです!


書いてるうちに眠くなってしまったので、唐突ですがおやすみなさい、、、、むにゃむにゃ