私は子供の頃からカレーが好きだった。

まあ、そういう人は多いと思う。

幼い頃は、♪ハウスバーモントカレーだよ(秀樹世代)。

高校生くらいからはハウスジャワカレー。

単なる市販のカレールウを特段アレンジもせずに、恐らく箱に書いてある作り方の通り作っているだけであろう母のカレーが、世の中のカレーで1番美味しいと思っていた。

友達の家に遊びに行って、そこでカレーをご馳走になる事も何回かあったが、やっぱりウチのカレーが1番美味いと子供心に思っていた。

単純に食べ慣れている味ってだけかも知れんけど。


そんな私が初めて、家以外のカレーに興味を示したと言うか衝撃を受けたのが、30歳くらいの時の職場近くにあった2件のカレー屋だった。

一つは、もう今は閉店しているスリランカカレー屋「コートロッジ」、もう1件は今も同じ大阪駅前第一ビルにあるインド料理屋「ミラ」(ここは今も私のブログにはよく登場している)。


コートロッジのカレーは、選べるメインの肉系は濃い茶色で、インドカレーよりスッキリとした辛いカレー。

普通に美味しいのだが、それより好きだったのが、何をメインに頼んでも付いてくる豆のカレー(パリップ)なのだ。

メインのカレーとは全く違う味付け(ココナッツミルク風味の優しい味)で、私はこれが食べたくて通っていた。

当時はどうやって作るのか全く分からなかったが、今はYouTubeも料理本もある有難い世の中なので、理想のパリップ作りに励んでいる次第です。


一方ミラは、北インド料理のお店で、当時も今もここの野菜カレーが大好物な私です。

それまで、「肉の入ってないカレーなんて何からダシが出るのか?絶対物足りないに違いない」と思っていたのだが、ここの野菜カレーを食べてからは、敢えての野菜カレーを注文する私なのである。

チキンやキーマも食べてはみたが、野菜カレーの優勝。

定番のじゃがいもや人参は勿論、家のカレーには絶対入らないレンコン・カリフラワー・インゲンなんかも入っていて楽しい(玉ねぎはきっと飴色玉ねぎで溶け込んでいるのだろう)。

そして、見たこともないホールスパイス(これをかじってしまった時は別の意味で衝撃だけど😅)。

そんなミラのカレー、大好きなんだけど、やっぱり南インドのカレーより油が多かったり、多分カシューナッツペーストなんかも入ってそうなので、食べた後若干苦しいです(ご飯の量が多すぎるだけかも(笑))。

この頃はインド映画「ムトウ踊るマハラジャ」にもハマって、前世はインド人だったかも、なんて思っていた。



その後、自分でもスパイスからカレーを作るブームが度々来たが、「スパイス3種で作れる…」とかって本買って作ったりするレベルだった。



こんなスパイスボックス買ってはみたけど、これって密閉容器じゃないから、毎日くらいの頻度でカレー作る人じゃないと、逆にスパイスが湿気てしまって、宝の持ち腐れになるのよね。

はい、私の事です。

なので、断捨離で捨ててしまった。

中の小さい容器だけ、今でも食器代わりに使っている。

で、最近ほぼ毎日カレー作ってるので、このスパイスボックス置いとけばよかったと思ったりしてます。

でも今だと、これ2ついるしなぁ。

取り敢えず、今は100均のガラス瓶に入れております。


最近の様子については、前記事・前前記事の通りだけど、上記のスパイスボックスにしても、インド周辺の食器とか調理器具が凄く好きだ。

主にアルミやステンレスのやつ。

これは不思議と、韓国料理(も変わらず好き)の食器とも似ている。

なんかノスタルジーで好きなのよね〜

スパイス自体も可愛いし。

豆も可愛いよなぁ。


あ、カレーと名前が付いても、タイのグリーンカレーとかは苦手なのだ。

あれはスパイスと言うより、青唐辛子とココナッツミルクとレモングラスとナンプラー的な味付けでしょ。

私、ハーブが苦手な物多くて💦

魚醤も得意ではないし。

人間の嗜好って色々ですね。



と言う訳で、引っ越した当初は一瞬ミニマリスト的なキッチンだったのに、今や食材含めてディスプレイの心意気なキッチンでございます😁


市販ルウのお家カレーも月1回のイベントとして作る予定🍛

これもね、又ノスタルジーなのです。