おたんじょうび、おめでとう。

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10月はあっという間に過ぎていた。
いつもよりほんの少しだけ多い給料にも、大して喜べず。
そんなことより、何度か顔を見れたことの方がよっぽど嬉しいのだ。
どこに行くでもなく。
ああ安い安い。
いいじゃないこういうの。
いつまで続くかなんてわからないけれど。
いつまで気持ちが続くかなんて、わからないけれど。
(いますぐにだって、やめてしまいたいのだ。)
実際は、私次第だ、ということには、とっくに気付いている。

昨日は久し振りに他人に苛々し、そんな自分に叱咤する。
いいじゃない、他人のことなんて。
私が楽しければ、相手が楽しければ。

11月
大人な私たちには何もないからこそ、
さあパーティしよう。


久し振りに顔を見たあなたがほんの少し痩せて、ほんの少し翳っていたのは
具合が悪いだけじゃないと思う。


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たとえば電車で偶然乗り合わせた知人からその場でメールをいただいたとしても、
私自身が誰かと一緒にいたら、なかなか携帯電話なんて開けないよね?
それがその偶然一緒になった知人からの、偶然を少しだけ楽しむためのメールだったとしても。
もちろんを其れを楽しみたい気持ちだって、あるんだけどさ。


有楽町でみんな居なくなって、それから一人で電話を開いて、こっそり笑うのだ。


いってらっしゃい


たとえばひとりでどうしようもなく悲しくなってしまうということ
もうきっと会えない人を想ってはまたあなたに対する気持ちに悔しさを抱く
そうして堪らず泣いてしまうのを止められない。


伝わらないのに謝るのはいつもの私の悪い癖。
そうやってどんどん混乱させて、わからなくなるのに



やあね
もう全部やめちゃいたい

そうおもうたびに、あの日のピアノの音色が思い出させる。
最後のキスを憶えているよ。


ああ秋空も気持が好いね
こうして横になって夜を待つ日ばかりなのは、ちょいと残念だけれども。

自分で選んだお仕事は
なかなかスケジュールが人と合わないもの
それでも少しでも会いたいと思ってくれる人がいる限り
貴重な休みを目一杯遊びたいのです。


からっとした日が続いて、
ピクニックに誘ってくれたら最高に幸せなのになあ。


先月彼と行った映画館にひとりで足を運び、終演ギリギリのソルトを見る。

スカッとして、それから耳はまだ鈍っていないことを確かめ少しの安心をして、
あとは副都心線が私を運んでくれるだけ。


やっぱり髪型戻そうかなあ。