会社勤めをしている場合によく耳にする「福利厚生」。 

サラリーマン始めて8年強…正直いまいち重要性を見出していなかったというか、あまり深く理解していませんでした。

大企業はまた違うとは思うのですが、中小企業勤めとしては大体どの会社も福利厚生の内容なんて似たりよったりじゃないですか。(社会保障あり!みたいな)

なので福利厚生を充実させるよりも給料高いほうが良いじゃん!と思っていたのですが、わたくし、妊娠・出産を経て考えを改めました。


サラリーマンが妊娠・出産をした場合はどうしても休業せざるを得ない期間が発生します。

そのために「休業手当金」が健康保険組合から支給されるのは皆さんご存知の事と思います。(ノリ的には傷病手当金と同じ)

手当金自体はどの組合に属していても支給されるかと思いますが、組合の種類によっては「付加金」という、言ってしまえばボーナスのようなものが追加で給付されることがあります。


私が息子の妊娠・出産で受給した手当は「出産手当金」と「出産育児一時金」でしたが、なんと私が所属していた組合では上記2つにも付加金が設定されていました。
付加金の金額も組合によって全然違うようなのですが、私の場合は出産手当金で一律10万円、出産育児一時金では標準日額の10%に相当する金額が追加で給付されました。

これがまた金額としてデカいデカい!


出産費用に関しては巷で色々議論の対象となっていますが、この付加金のおかげ様で今回の出産費用の手出しは1万円ちょっとで済みました。(それでも手出しあるんかいとは思いますが…)


後々調べてみると、私の勤め先は零細もド零細な企業ですが、健康保険組合自体は大企業も入っているような組合だということが判明しました。

一方で夫の勤め先や私の転職先は組合としては最も有名な「全国健康保険協会」で、こちらは上記のような付加金は一切ありません。


給料の払いっぷりは夫の会社のほうが良いのですが、それは当たり前ですが「働いている期間」のみです。
私のような妊娠・出産であったり、心身に支障をきたして休業を余儀なくされた場合は、この「払いっぷり」の効果が発揮されません。

事前にわかっている休業に対しては貯金等の準備ができますが、いきなりの休業で給料がガクッと減ることを考えると追加でお金が貰えるなら貰えるに越した事はありません。


残念なことに4月から働く新しい職場では上記のような特典?を享受することはできませんが、まんまとこの「付加金」の旨さの虜になってしまった私。

転職面接時に「これからもっと働きやすい企業にしていきたい。どんなことでもいいから、改善点など見つかったら忖度なく教えて欲しい。」と言われたことを真に受け、もし会社から何か意見やアイデアを求められた場合は間違いなく現職の健康保険組合の話を挙げると思います笑い泣き

まぁ間違いなく保険の乗り換えなんて大仰なこと、会社はしないとは思いますが……。


兎にも角にも、普段の生活では健康診断くらいしかお世話にならないため保険組合について考えることはあまりないかと思いますが、一度お世話になるとその重要性が身に沁みます。


企業の人事担当の方は、内容の手厚い健康保険組合に所属している場合はその組合名をドーン!と広報するのも良い手やもしれません。
私のような、お得大好き!な性格をしているサラリーマンの採用一本釣りができるかもしれませんよ〜指差し