今回の旅行はただの観光ではなかった
あらためてですが、今回の旅行はただ楽しかった~~で終わらせる旅行ではなかったのです。
片麻痺になって2年、この頃は日常生活に関しては特に不自由だと思うこともなくなっていて、自分の中ではだいぶ普通の生活を送れていると思っていました。
じゃあ非日常ならどうなんだろう・・・と言うことを確認するチャレンジツアーだったわけです。
結論としては、日常の延長上では特に不自由はなかったなあ・・・でも課題山積でしたね。正直言って
九イ分での転倒について
ワゴン車から降りて通路の右側が起伏のある凸凹っとしたところがありました。それを避けるために左側を通ろうとしたとき、前方に停まっていた車がバックを始めました。普通に歩いていたら車に接触することはないだろうけど、もし私が転倒したら・・・と思うと怖い。じゃあ仕方ない右側の凸凹道の上をあえて歩くことにしました。でもそれもやっぱり怖い・・・で夫に「ねえ、手をつないで」とお願いしたのですが夫は何をどう勘違いしたのか私の「手をつないで
」を甘えていると思っちゃったらしい。で夫は「いやだ!」と言って手をつないでくれませんでした。その数秒後に大転倒・・・
夫は普段の私の歩きを見ていて「実はもう転倒はしないだろうと思っていた」とあとで言っていました。
いくら普通に歩けるように見えてもそれは自分の中では歩いちゃっているだけで、決して麻痺が良くなっている歩きではないのです。
今回の旅行では夫もそういった面を再認識し、理解してくれたようです。
私にとっては痛いできごとでしたがね。
他にも初日に台湾料理を食べに行った梅子の店舗の入り口階段の段差がかなり高くて、上るときは気がつかなかったのですが、降り始めたら「やば!これ高いぞ」とびっくりしてしまったり・・・7段あった段差を神経を集中して何とか降りきった~~と思ったら緊張の糸が切れて最後の一段はそのまましゃがみこんでしまったり・・・
ということで日本に戻ってからのリハビリでは以上二点の対策のための練習が始まりました。
普通に歩けても足の筋力はまだまだ弱いのだと認識したわけです。
きっと片麻痺の人間ってこういうことの繰り返しなんだろうなと思いますね。
あと・・・本当に忘れていただけなんですが
去年の8月に杖なし歩行になってから日常的に杖を使っていなかったため、今回の旅行に杖を持って行くということを忘れていたんです。それと日本では階段のあるところは手すりがあるしそういった意味でも杖は要らなかったんですが、やはり海外はそういった面は異なっていたりするわけですね。よくわかったので今後は注意しないといけませんね。
でも夫は・・・
九イ分での転倒はともかく、あとは問題なかったじゃん~~コレからリハビリを頑張って次に旅行にいくときはもっと完璧にすごそうねといってくれたのはうれしかったですね。
また次へのステップが続く・・・って感じですか