懐かしいリハビリ病院のリハビリ室


今日は3ヶ月に一度のドクター診察の日でした。

ドクター診察の前に体力測定があり、病院のリハビリルームで測定を行いました。

病院のリハビリルームは入院していたときには毎日利用していた場所です。

久しぶりに行くとやはり懐かしいです。

リハビリ病院に転院したばかりの頃は、自分の意思で体が動かないことへの苛立ち、絶望感などマイナスなことばかりの日々、リハビリ中なのに涙が出てしまうこともありました。

頑張ってリハビリをすれば歩けるようになる・・・といわれていたけど、苦しい気持ちに負けそうになる自分に嫌になっていました。

リハビリ室に行くたびにあのつらさがよみがえります。


診察室前の待合室で


PTのI先生に声をかけられました。

I先生は私の担当ではありませんでしたが、最初の頃はよく代行で入ってもらっていました。

立ち上がりの練習をしていた頃です。

I先生はバンコクに旅行に行ったことがありそれからはバンコクが好きになったとのことで、バンコクに行きたいという私と話がよくあいました。

リハビリ室で私の話の内容が聞こえたようで「あ!だいちゃん。車で来ているっていっていましたけど、ご自分の運転できているんですか?いつの間にか杖なし歩行になっているし。驚きましたねえ~~バンコクにはもう行きましたか?」

I先生が代行に入ってくれていたときにいつも「バンコクに行きたい」と話していましたが、あのときの私の歩きでは、バンコクなんて夢また夢。

I先生はバンコク対策として、私の歩きが安定した頃にでこぼこ道を歩く練習を取り入れてくれました。

バンコク旅行なんて夢また夢の状態でも誰一人として「そんなの無理」とは言わずに私の希望を壊さないで下さった優しさに感謝です。

確かにあのときの私はバンコクに行くというのが唯一の希望で、その希望のためにがむしゃらにリハビリに取り組んで生活をしていました。


リハビリ病院に行くとあのときの気持ちを思い出し、今普通に生活をしていることのありがたさを感じ本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

そしてできることならもっともっと前に進みたいですね。