やたらと私の外泊日を気にしていた理由
この前書きましたが、退院に向けての家屋評価も終わり、ドクターとセラピストさんからの改修指摘点を直したら外泊になります。
とにかく家の改修が終わらないと外泊ができないのに父は病院に来るたび「姉ちゃん(私のことをそう呼んでいる)、いつ、家に帰ってこれるんだ???」としつこい。
あまりにもしつこいので「何でそんなに気にしてんの?」と聞くと・・・
「そろそろ年賀状をやらないといけないでしょうよ」
はああ???年賀状ですか?
父は一応パソコンができるということになっています。年賀状も毎年父が一人でパソコンでやっていることになっています・・・が!実は私が細かいところを事前にセッティングしているんです。
なので父は私がやるべきところを完了させないと先にすすめないのです。
外泊のことはまた後日詳しく書きますが、とにかく父の第一優先の年賀状のことに私は振り回されたことは事実です
急にパソコンをやると言い出して
もう7年ぐらい前ですかね、急に「パソコンをやりたいから一緒に買いに付き合ってくれ」といわれました。
その日から私は父のサポートセンターになってしまったのです。
実家に遊びに行くたびにパソコンを教えていましたが、それだけでは父の疑問に対応できなく、仕方がないので実家近くのパソコン教室に私が行き、父のレベルでもきちんとフォローしてくれる教室を探しむりやりそこに入れてきました。「あ~~~これでやっと父のサポートセンターから解放される!」と思ったのですが・・・そんなあまいものではなかった。
ポストに何か入っている・・・
私が仕事から帰ってポストをのぞくと封筒が入っていました。封筒の中には二枚の紙が入っていて
一枚は父の字で「パソコン教室の宿題をやったがどうしてもわからない。教えてくれ。さっきから姉ちゃんの家に電話したけど留守みたいだから、とりあえずポストに入れておく」
もう一枚はテキストの宿題の部分のコピーでした。
わざわざコピーして私の家まで届けるなんて、なんて手間のかかることを・・・
父に電話すると「姉ちゃんどこに行っていたんだ?」ととぼけたことを言うので「あのねえ、私も仕事しているんだって。家にいないときもあるの」といいながら電話口で宿題についてを解説しましたが・・・
結局実家に行くことに
なんせむこうはまだよくパソコンのことがわかっていないおっちゃん・・・いやおじいちゃん世代だな
「わからないなあ」を連呼するので一行に先に進まない。
私も夕飯の支度をしなくちゃいけないし、クロちゃんの散歩にも行かないといけない。
クロちゃんは散歩に行く気マンマンで自分のリードをくわえてきて私の目の前におとし、散歩の催促をしています
仕方がない・・・クロちゃんを連れて実家に行くことにしました。
クロはお出かけモードで車の中でご機嫌車で出かけるのは散歩以上に好きな仔だったので
実家に着いたらすぐに父に宿題の解説をし、どうにか宿題を完成させました
母は「悪かったねえ、わざわざ来てくれて。ご飯の支度していないんでしょ?これ、おかずの足しにして」とおかずを何品かもたせてくれました。
で、宿題はどうだったの???
後日父に聞いたところ
「みんな、『わからなかった・・・』ってやってこなかったよ。俺だけだよ。できていたの」だって。
そりゃそうでしょうよ。もう一度最初から解説したんだから、それでできなかったら大問題だっていうの。
父は続けて「Oさんすごいですね~~」ってほめてくれたよ。って言っていたけど、先生もわかっているって私が教えたこと。実は私もパソコンのインストをしていました。パソコン教室に行ったときも、「私もインストしていますが、父になかなか教える時間がないのでこちらの教室で父のことを指導していただけますか?」と話しておいたんです。
まったく父は、一人でやったかのような・・・まあいいか、父は、わからなかったのは自分だけでないとわかったせいなのか、それからは宿題を教えてくれとは言ってきませんでしたから。
でも私はいまだに父の専属インストラクター兼サポートセンターです
まあ、父のおかげで人に教えるということを忘れないでいられるんだからありがたいよね・・・
って思います。
急なサポートだけは勘弁してもらいたいなあ。それだけが私の希望です