AI補足
ホンダの「VTEC(ブイテック)」とは、
可変バルブタイミング・リフト機構(Variable Valve Timing and Lift Electronic Control System)の略で、
エンジンの回転数に応じてバルブの動きを変化させる技術です。
🔧 簡単に言うと
VTECは「低回転では燃費よく、静かに」「高回転では力強く速く」という、
相反する性能を両立させるためのホンダ独自の仕組みです。
⚙️ 仕組みの概要
エンジンの吸気・排気を行う「バルブ」は、通常は一定の開き方しかできません。
しかしVTECでは、**低回転用と高回転用の2種類のカム(凸部分)**を使い分けます。
- 🟢 低回転域:燃費重視の穏やかなカムプロファイルで運転(燃費・静粛性が高い)
- 🔴 高回転域:パワー重視の鋭いカムに切り替わる(吸排気量が増えて高出力)
回転数がある程度(例:6,000rpm前後)に達すると、
油圧で「高回転カム」に切り替わり、エンジン音と加速が一気に変わります。
この瞬間を「VTECが入る!」とも言います。
🏎️ メリット
- 低回転では燃費・静粛性が良い
- 高回転ではパワフルな加速ができる
- 機械的でシンプルな構造のため信頼性が高い
🚗 採用車の例
- シビック(Civic)
- インテグラ Type R
- S2000
- NSX など
💡 派生技術
- i-VTEC:VTECに加え、バルブの開閉タイミング自体も電子制御
- VTEC TURBO:近年のターボエンジンにVTEC機構を組み合わせたもの
要するにVTECは、
👉「低速も速い・高速も速いエンジン」を実現する、
ホンダの代表的なエンジン技術です。
希望があれば、
🔹アニメーション図で「VTECの切り替え動作」を視覚的に説明することもできますが、見てみますか?

