の新浪剛史前会長が「違法サプリ」として取り沙汰された背景について、報道や捜査の状況を整理してみます。
なぜ「バレた」のか?
1. 売人の逮捕と発送先リストの発覚
捜査の発端は、大麻関連の売人が逮捕された際、押収品にあった発送先リストに新浪氏の名前が記載されていたことでした。これによって、捜査当局は「本丸」である新浪氏宅への家宅捜索に踏み切ったとされています。
2. 家宅捜索と簡易尿検査の実施
2025年8月22日に行われた家宅捜索では、製品そのものは発見されず、警察がその場で行った簡易の尿検査も陰性でした。新浪氏は「合法なCBD製品だと思っていた」「知人女性から一方的に送り付けられた」と主張しています。
3. 国内で過去に検出された違法成分の事例
2025年5月、福岡県の検査で「CBDグミ」として市販されていた製品に、残留限度を超える違法な大麻成分(THC)が含まれていることが判明した事例があります。この点から、CBD製品にも法的にグレーなリスクが存在することが改めて示されました。
裁判所の令状は事実に基づいた判断
通常、家宅捜索を行うには裁判所の令状が必要であり、その発行にはかなり確かな情報と裏付けが必要です。そのため、「(事前に)売人のリストに名前があった」「過去の違法混入事例がある」ことが、捜索実施の根拠とされています。
結果として「バレた」ともいえる理由とは?
- 捜査機関が確かな情報をもとに動いた
売人逮捕時の資料に名前が記されていたことで、当局は信頼できる調査対象と判断しました。 - CBDとTHCの境界が検出困難であること
CBDとTHCは化学的に近く、加工や輸入時の混入リスクが完全に排除されているとは限りません。これがリスクになったとも考えられます。 - 捜査の過程で“適法と思っていた”と語った新浪氏の供述が報道されたことで、内外への注目が高まり、結果として「違法の可能性があった」と認識されるようになった点も重要です。
まとめ
知らずに・意図せずに違法成分が含まれていた可能性があるCBD製品を巡る疑念が、以下のような要因によって大きく報じられるに至りました。
- 売人逮捕による送付先リストの流出
- 過去のCBD製品での違法THC混入事例
- 裁判所の令状により実施された家宅捜索と検査
- 新浪氏自身の供述が報道され、センセーショナルに拡散された
このような報道・捜査の流れによって、「なぜバレたのか?」という疑問が注目されることになりました。
もしご興味があれば、CBDとTHCの法的区分や、国内外の規制の違いについてもご説明できますので、お気軽にどうぞ!
