※未来リョ桜
※ファミリー編

「晴ちゃん、それちょーだい?」
「ん。」
"パクっ"
「(もぐもぐっ)おいひっv」
「………葵。ポッキーならこっちにいっぱいあるし。人が食べてるヤツ取らないでよね。」
溜め息をつく晴弥。
そんな子供たちの様子をこっそり覗き見していた両親。

「葵の場合は天然だけどさ、あーゆう大胆なところって、桜乃に似たよね。」
「えっ!?///私あんなことしたことないよぅ!!///」
明らかにリョーマ譲りである。
「ねぇ、俺たちも子供たちなんかに負けてらんないよね?」
「へ?………ひゃっ!?」
覗いていたドアのすぐ横の壁に、桜乃を押しやった。

「リョ…っ!!////」
桜乃の抵抗の声は子供部屋に丸聞こえであった。
晴弥がポッキーを食べる手を止め、眉をひそめる。
その隙に葵が晴弥の持つポッキーを食べた。

"パクっ"
「あ、コラっ!」
「うまうまっvv」
晴弥はポッキーを諦めて、嫌々部屋の外に顔を出す。
すると思っていた通り、
ところ構わず(※リョーマが一方的に)イチャついている両親がいた。
溜め息を漏らす。

「ねぇ、よそでやってくれない?」
2人は突然かけられた声の主へと振り返る。
せっかくの桜乃との甘い時間を邪魔されたリョーマの顔は、不機嫌そのもの。
「にゃろう…」
「さっさとどっか行ったら?」
「パパとママ、そんなとこで何してるのー?」

無邪気に葵が部屋の中から聞いてくる。
そんな葵を押さえ付けて部屋から出さないようにする晴弥。
ドア越しにリョーマが葵に話しかける。
「葵、教えてほしい?(ニヤリ)」
「やめろよっ!この変態バカ親父!!」
「なっ!親に向かってそういう口の聞き方する!?」
「教育に悪いし。」
「晴弥、生意気…」

こんな親子喧嘩はもう見慣れた光景であるが、
桜乃はハラハラしながらその様子を見ていた。
暫く晴弥と言い合いをしていたリョーマは、珍しく自分から折れる。
「…桜乃。晴弥の要望通り、あっちの部屋に行ってさっきの続きしよっか?」
「へ?………きゃあっ!?」
「…………はぁ…(溜め息)」
桜乃はリョーマに連れ去られ、
その間桜乃の晴弥に助けを求める声が聞こえた。
ったく…夫婦でイチャつくのはいいけどさ、場所をわきまえてほしいよね。
あと、葵に変なことばかり吹き込むのは本気でやめてほしい。
葵が学校で天然××発言する度にフォローしてんのは俺なんだからさ…。
…そんなことを思い、再び深い溜め息をつく晴弥であった。

――End――
晴弥……っ(´;ω;`)←
お前ってヤツは…
無茶しやがって…
えっとー、
この未来リョ桜はですねぇ…
実は1ヶ月前に(7月6日から)ちょこちょこ描き始めて、
暫く放置しておりました(笑)
最後の2枚は今日描きました(笑)
子供たちが自分でも結構お気に入りでして(*´∀`)
1番最初のポッキーの絵を描いたら、そこからシチュエーションが浮かんできて…
葵さんが、危ないキャラになりつつあったりしてますw
まだまだ未公開の未来リョ桜ネタがあるので、
その内UPしていこうと思います☆\^o^/