※2人は付き合ってます。
※リョーマさんの脳内ピンク色です、てゆーか桜乃色です←
***
夏休み。
蝉の鳴き声が耳障りだって言う人の気持ちも分からなくはないけど。
今は蝉の鳴き声すら聞こえてこない。
とゆーか、そんなことも考えていられない。
今目の前にいる、愛しい愛しい彼女によって
俺の思考回路はショート寸前っだった。
「リョーマくん?」
ほら、無意識にそんな上目使い。
俺の胸はドキッと音をたてる。
「どーかしたの?」
心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。
普段はそんな度胸ないくせに。
俺は今竜崎の家の前にいる。
待ち合わせ時間ぴったりに彼女を迎えに来た俺は、
竜崎の格好を見て固まってしまった。
(……聞いてないんだけど…)
事前に相手の着てくる服など知るはずもないから、
仕方のないことなんだけど。
これは不意打ちだ。
「……きゃっ!?」
俺は彼女の華奢な身体を包み込んだ。
半ば衝動的に。
腕の中で顔を真っ赤にしながらもがいている姿は、
可愛い以外の何でもない。
「リョ、リョーマくん!?///」
「竜崎が悪いんだからね。俺は我慢してんのに、竜崎が誘うから…」
「???///」
漸く口を開いた俺の言葉に、竜崎はハテナマークを浮かべている。
ったく、本当に鈍感だよね。
「今後ミニスカート禁止。」
「へ?」
そう。今日の竜崎はミニスカートだった。
しかもいつもより短い。
ソレを俺が黙っているとでも思った?
「俺ん家に来るときはいいけど、それ以外はミニスカート禁止ね。」
「なんで??」
まだ意味が分かってない竜崎に、わざと大袈裟に溜め息をついてやった。
それを見て慌てる竜崎。
(本当可愛いよね…)
「竜崎が他の男にいやらしい目で見られるのが嫌だ。」
正直にそのまんま言ってやった。
すると竜崎は益々顔を真っ赤に染めていった。
ほらまたそんな顔で見上げてきてさ…、俺もそこまで我慢強くないけど?
「ねぇ、分かったの?分からないの?」
「…わ、分かりました…///」
「ん。じゃあこれからどーする?」
「えっと、今日は駅前のデパートでお買い物するんじゃなかったっけ…?」
「そーじゃなくて。」
「?」
「その格好のまま俺ん家に来るか、着替えてデパートに行くか。」
「えぇ~っ!?」
竜崎は大声を出して驚いた。
ここが自分の家の前だってこと、完全に忘れてるよね。
まぁ俺も忘れてたから、人のこと言えないけど。
「当たり前でしょ?そんな格好のまま街出歩かせるワケないじゃん。」
「そんなぁ~」
「俺は別にそのまま家に来てもらっても全然構わないけどね。そんで、アーんなことやコーんなことして遊ぶってのに予定変更してもいいけど?(ニヤリ)」
「~~~っ!!////リョーマくんそれセクハラだよ!!///」
「なっ!彼氏に向かってセクハラとか言う!?」
「セクハラはセクハラだもんっ!///」
俺達は竜崎の家の前で暫く、
「セクハラ」を連呼しながら言い争った。
俺はそのとき、冷静さに欠けていたんだ。
竜崎の「セクハラ」って言葉に
いつ竜崎の親父さんが出てくるかなんて考えもしなかった。
その後俺達は、駆け付けた竜崎の親父さんに騒いでいた訳を話した。
もちろん俺が適当にごまかして上手くやり過ごしたんだけど。
あの時の親父さんの心配そうな顔ときたら…。
竜崎をお嫁さんにくれなんて言った日にゃ、親父さん気失いそうだな…。
そんなことを考えながら、俺は今竜崎とデパートを歩いている。
竜崎は結局、着替えてデパートに行くことを選んだ。
(……なんだかなぁ…)
俺が不満そうな顔してたって、竜崎は気付かずに楽しそうに笑ってる。
まぁいいけどね、竜崎と一緒にいられるんなら何処へだって。
こんなこと考えてるなんて知ったら君は…
また顔を真っ赤にするのかな?
――End――
久しぶりのリョ桜小説です。
第何弾目なんだろ?(・ω・)
久しぶりなんで、
書き方劣ったかな?(^ω^;)
今回書こうとしたきっかけは…
リョマに
「彼氏に向かってセクハラとか言う!?」
っていうのを言わせたかっただけww←
これだけのために成り行きばったり(?)で書いた小説は、
こんなことになりました(笑)
桜乃のお父様が出てキタ!ww
またしても予想外☆\^o^/
書き手の想像の斜め上(?)をいくんダナーリョ桜は(^ω^)←
桜乃のお父様知らないから勝手に書いちゃったyo☆
そんで、それならリョマ目線で書こうかと。
ん?まさかリョマ目線で書くの初めてだったりする?
覚えてないや…( ̄▽ ̄;)
個人的にリョマ目線のリョ桜小説は大好きですvv
それが甘甘であればある程vv
リョマの脳内が年中桜乃色に染まってたらイイよ☆\^o^/