※未来リョ桜。
※甘甘注意v




***




深夜2時頃。


桜乃は暑苦しさに目を冷ました。
隣を見れば、久しぶりに海外遠征から帰宅した愛しき夫の寝顔があった。
自然と顔が緩む。
だが、次第に暑苦しそうな顔に変わっていく。

(う~~~~暑いよぅ~~…)


桜乃がそう思うのも無理はない。
今は夏真っ只中。
ここ最近は夜になっても暑苦しくて仕方がない。
桜乃は外向きに寝返りを打ち、身体の半分を布団から出した。
そして再び眠りにつこうとしたとき……


"ガバッ"

「ひゃっ!?」


突然後ろから抱きしめられた。
引き寄せるように桜乃のお腹に組んである手は、明らかにリョーマのものだ。

「リョ、リョーマくん?」

「…………」

桜乃が声をかけるが、リョーマからの返事はない。
きっと眠っているのだろう、そう思った桜乃は観念して
その状態のままもう一度眠りにつこうとした。


が。


後頭部にかかるリョーマの吐息と、背中に直に感じる体温に
ドキドキと早くなる鼓動も加勢して益々熱が上がっていく桜乃。

(う~~~これじゃあ眠れないよぅ~~~っ////)


仕方がないので、自分のお腹で組んである大きな手をゆっくり解いていく。
すると……


"ぎゅっ"


解こうとした手は妨げられ、先程より更に強い力で抱きしめられた。

「リョーマくんっ!?///」

「桜乃。」

「…っ!!いつから起きてたの!?」


どうやらリョーマは、桜乃が目を覚ました頃から起きていたらしい。
リョーマは桜乃を後ろから抱きしめた状態のまま話し出す。

「なんで。」

「えっ?」

「最近桜乃……冷たいよね。」

「……リョーマくん?」

「桜乃、なんか俺と距離置いてる。」


真後ろにいる為、見ることの出来ないリョーマの声は
まるでいじける子供のようであった。

「外歩くときも少し離れて歩くし。抱き合ってもすぐ逃げるようにどっか行くし。桜乃からくっついてくることもあまりないし…」

(そうだったかな…?)

桜乃はリョーマの言葉を聞きながら思い出そうとする。


「久しぶりに会って嬉しいのは、俺だけみたいだね?」

「そ、そんなことないよっ!私だって久しぶりにリョーマくんと会えてすごく嬉しいもん!」

「その割には、桜乃全然ねだってこないよね?」

「何を?」

「キスとか、他にも…」

「そ、そうだったかな?///」

「そうだよ。」

「だ、だってそれは……///」

「それに今だって。」

「?」

「せっかく一緒に寝てるのに、桜乃離れてくし。」

「え?これはただ…」

「ただ?」

「…暑くって眠れないから…」

「………ふ~ん。」

「だから…離して?」

「ヤダ。」

「~~~~~っ///」


桜乃の要望とは反して更に密着してくるリョーマ。
頭にリョーマの吐息がかかる。
桜乃はとろけそうだった。

「リョーマくん離してっ。暑くて眠れないよぅ~~っ///」

「ダメ。俺より涼しさを求めた桜乃がいけないんだから。」

「うっ…そんなこと言われたって~///」


桜乃はリョーマの腕の中でもがいてみるが、それも無駄な抵抗だったようで。
リョーマの腕が解かれる気配はなかった。
諦めた桜乃は大人しくなる。


「桜乃。」

「…っ///」

耳元で低い声で囁かれ、ビクッとする桜乃。
そんな桜乃を見てニヤリと笑ったリョーマは、桜乃の首元にキスを落とす。

「っ!!///」

「桜乃、こっち向いて?」

リョーマの腕の力が少し緩む。
桜乃はじっとしたままだ。

「ねぇ、桜乃?」

「うぅ~~恥ずかしい~~///」

「何言ってんの、夫婦でしょ?なんならもっと恥ずかしいことする?(ニヤリ)」

リョーマの手が桜乃のパジャマの中に侵入しようとしたとき……隙あり!!

「あっ!」


リョーマの手が自分のパジャマの中に侵入しようとしてたとは
全く気付いてなかった桜乃であったが。
引き寄せられていた手がだんだん緩くなっていくのを感じて、
その隙に抜け出したのである。

すると桜乃は自分の枕を抱えて部屋のドアノブに手をかけた。


「ちょ、何処いくの桜乃!?」

「…眠れそうにないから、今日は隣の部屋に行くね?」

「は!?何言ってん…」

「リョーマくんごめんね?おやすみなさい。」

「さく…!」


"バタンッ"



一人残されてうなだれるリョーマであった。





――End――




リョーマざまぁww(^ω^)←




隣の部屋ってのは子供部屋で、
桜乃は我が子のベッドに侵入して眠りにつこうとするんですが……

文才が無いばかりに……orz
オチが見当たらないよ☆^^

だから自業自得なリョマさんで(笑)
後半は自分で書いてて恥ずかしかったです……w
何してんだリョマ(^ω^)←


ってわけで、
リョ桜小説第4弾でした☆^^

昨日かなり暑かったもんだから
授業中に妄想してた話です(笑)
(←コラ☆^^)


小説書くの楽C~♪\^o^/