ヘラクレス・ストライクマスター77のインプレ。
※御前のインプレが参考になったと友達が言ってくれたので調子に乗ってます。




ディープクランクを使うなら幅広く使える。
下限が3mダイバーのクランクでそれ以上はほぼ使える、一番気持ちいいのは4〜6mかな?マグナムディープクランクとかは無理だけど。





写真は2枚しかなかったです↓




★ブランクス
エバーグリーンでは珍しいアンサンド仕上げ。軽量化と感度の向上が狙いか?7.7ftって長さだから塗料の重さの影響もデカそう。小傷が目立ちにくいのがgood、黒は小傷が目立つんだよなあ…

因みに福島プロが監修したファクトもアンサンド仕上げのロッドがあるよ、あえて鈍感さを出す為にコーティングを増やしたロッドもあるみたい。


バットには4軸補強的になってるけど、どこまで効果があるのか分からない。ティップまでやれよ(笑)同年代のシマノのロッドはやってるよ


個人的にはオライオンでは無くバットからティップまでフル4軸のヘラクレスの後継機を出して欲しかった。




★7.7ft
長い、フルサイズ。
ディープクランクロッドでもこの長さは少ないと思う、7.4とか7.6はあるけどね。

この長さは凄く使える、ロッドを水中に突っ込んで巻くと潜行速度と最大潜行進度を稼げるからね。なるべく早くボトムを叩きたいって時とかにこの長さが活きてくる。

この長さで驚異的な軽さとシャープな使用感が出せるのは本当に凄いと思う。




★ガイド
ステンレスガイドです、チタンではありません。
本当に軽量にしたいならチタンだろ?って素人の俺は思うけどメーカー的には強度重視?トータルバランス?分かんね。

ガイドの口径も大きくて良いですね、ガイド数は9個でオールダブルフット、ラインの放出感とルアーの動きを妨げてない感じが良いですね。



★ロッドパワーとかフィーリング
一般的なMHパワーと認識してOKかなと。
1/2〜1ozなら普通に使えると思う、マグナムサイズとかじゃ無ければほぼ全てのディープクランクに使える。

因みにストーミーマグナムSRくらいなら使える。それ以上はキツイ、SKTマグナムとは無理


凄く素直に曲がる、しなり戻りが早い、シャープな振り抜き感で長い時間使っても疲れにくいです。一般的なレギュラーテーパーって認識で大丈夫だと思う。




★リアグリップ
グリップが凄くいい、エバーグリーンの古臭いEVAストレートグリップと違い真ん中が絞ってるコルクグリップで特別感が出てるわ。でもね、コルクの劣化が早くないか?(笑)


あと人によってはグリップが短いと感じると思う、俺の友達は脇に挟みにくいと言ってたし。俺はそう思わなかったけど



★感度
5/8ozのキャロとかで使ってみたけど普通に使えると思った、全く違和感無く使えます。


水深7〜10mとかの地質が柔らかい場所を叩いても明確に分かります、硬い場所は楽勝です、岩とか木なら余裕で分かる、ウィードは知らん(笑)


★汎用性
ムービングルアーはほぼ使える、キャロライナとかフリッピングも良い、ロッドの長さで弊害が無いなら幅があると思う。

重たいバイブレーションにも凄くいいですよ、俺はシーバス釣りに使ったりしてました。70cmのシーバスくらいなら普通に取れます。


縦にロッドを捌いても違和感やダルさ、重さを感じません。



★軽い
本当に軽い、7.7ftで151gって凄い。
ロング・ディープクランクロッドとしてノリーズHB760M(205g)と比較するとストライクマスターは圧倒的に軽い。

重さが軽いだけじゃなくて使用感や振り抜き感も凄く軽く感じる。別にノリーズのHB760Mをdisるつもりではありませんが…(HB760Mの方が優れてる点も勿論あります、いつか記載します…)



★清水盛三とディープクランク…
清水盛三と言えばアメリカで鍛えられたスピーディーな巻きの釣り、いちいち言わなくていい周知の事実だが名作のワイルドハンチ、Dゾーン、ジャックハンマーの生みの親。

ルアーにも強い拘りがある、勿論ロッドにも強い拘りがある方でジャークベイト専用ロッド、スピナーベイトに特化したロッドもプロデュースしてる。


清水盛三ってディープクランクを使わなくなったよね、ロケでも引退前とかのアメリカの大会でも使用頻度が明らかに減った。ある人の意見では「チャターベイト(ジャックハンマー)、フットボールジグの登場でディープクランクの必要性が薄れた」と言われ納得、個人的な解釈だが1ozや3/4ozのチャターがディープクランクを食ったと思う。


必死に大遠投してルアーをボトムに届かせなくてもチャターベイトなら沈めるだけでディープを狙える、ディープクランクをキャスティングで使うと旨味(最大潜行進度)が足りない場合があるがチャターベイトは長くディープエリアを通せるしね。


他にも3/4〜1ozのフットボールジグの存在も大きいと思う、圧倒的に広く早く深く探れるから。



個人的には清水盛三プロ監修のルアーは好きなので是非ともMo-DOでディープクランクを発売して欲しい。



        ★総括&ぐだぐだ★
清水盛三プロ監修のディープクランクロッドで7.7ftと言うロングロッドである、リザーバーでディープクランク
を遠投してルアーの最大潜行をしっかり活かす人にはオススメ

ゴールドディガー600やIK800Rキャスティングで6mは楽勝で叩けるしドラッギングで9〜10mも狙える、8〜12lbで使えばメーカーが記載するレンジよりルアーが潜ります。


使えるルアーに幅があり汎用性もあるので一本あると便利、値段も中古なら安いです、迷ったら買いましょう。


もしも、このロッドが無くなったりして「このロッド買い直すか?」と言われたら「はい。」と言えるくらいのロッド


リザーバー、8〜12lbフロロ、ボトムノックや最大潜行進度を優先なら本当に良いと思う。