「いやいや、冗談でしょ!からかわないで!」



「冗談なんかじゃないよ。俺はずっと思ってた。なのになんで気づいてくれないの?」



「でも私は、離婚歴があるし子供が3人もいるし‥‥」



「だから?」



「だからよ。」



「じゃあ、俺の姉ちゃんも一生結婚できないんだ。可哀想に。」



「今お姉さんの話はしてないから。‥‥でも‥‥いつから?」



「分からない。気づいたらずっと俺の心の中にいた。」



「そう‥‥なんだ。」



「最初は飯田さんと離婚して大変そうだなーって思ってた。


ある日、宅配業者の人と仲良く話してるのを見て胸がドキッとした。


ん?なんだ?この感情は?ってね。


あみとのゴタゴタがあって、あー俺はあみのことなんか好きじゃないんだと思った。


飯田さんとヨリを戻すかもってなった時とても胸が苦しかった。


俺はありささんのことが好きなんだって気づいた。


木村さんが現れた時は必死で諦めようとした。


俺なんかが入り込める隙なんかなかったから。


でも、呆気なく別れた。


木村にムカついた。なんでありささんを苦しめるのかって。


そんな時、姉ちゃんが離婚した。


いい機会だからありささんのことを相談した。


当たって砕けろってアドバイスもらった。


父ちゃんも母ちゃんも応援してくれてる。


で、今日に‥‥至ります。」



なんだよそれ。