どうやら私‥‥もとい、あゆみを驚かせる為に水面下で移住の話を進めていたようだ。



これは水田社長情報。


たっちゃんはマンション暮らししか経験がなく


一戸建ては最初から除外していた。


しかし


××町にはマンションがほとんどないらしい。


住居兼事務所になる物件で


あゆみがいつ来てもくつろげる家


もっと言うと


一緒に暮らせるくらい広いマンションを希望したら


1件しかヒットしなかった。


なのですぐに決まったらしい。


なんと


一度も内見せずに


人気だから


迷ってる間にすぐ他の人に決まりますよと言われ


電話で即決したとのこと。


なんていいお客さんなんだ。



私が知った時にはもう


水田社長に報告済み。


挨拶も済ませていた。


新天地でも仕事がスムーズに行くように根回ししていた。



いよいよ来月引っ越しだと社長から聞いた。


でも


あゆみには連絡ない。


最後の最後に言うつもりなのだろう。



因みに水田社長は


私があゆみだとは知らない。



さて


そろそろあの切り札を出しますか。